1月に部屋に飾ったシクラメンが4月まで白い花を咲かせておりました。
3ヶ月も咲きながら、目を楽しませてもらっていたのですが、さすが5月になると、花の茎がUの字になったり、S字にくねったり。今もまだ花が6~7つほど咲いてはいるのですが、葉もまばらになりはじめ、そろそろ観賞期限が切れていきます。
そういえば、寺田寅彦の最後の和歌は昭和7年12月のものがありました。
退院も間近くなりし枕辺に咲き残りたるシクラメンの花
さてっと、話題をかえます。
読売の古新聞をもらってきました。
新聞紙というのは、読むだけじゃないのですね。
そういうことを、あらためて思い出すのは、
こうして、古新聞をもらってくるときです。
こちらは、ちゃんと順番どおりに読みたいのですが、
ところどころ欠けている日の新聞があります。
新聞紙といえば、花をくるんでみたり、
野菜を包んでみたり、空豆のサヤを剥くときに
下に敷きごみや汚れがでないようにしたり。
台所では、いろいろと用途があるのでした。
その、用途の残りの古新聞をもらってくる。
でも、読売の朝刊夕刊が読めるし、
貰ってくる方にとっては、それでもありがたい。
その古新聞をひらいていたら、
4月19日読売夕刊の「よみうり寸評」が目に止まりました。
そのはじまりは
「〈震災歌集〉――あの3月11日の夜から長谷川櫂さんに荒々しいリズムで短歌が次々に湧きあがってきた。これは東日本大震災から12日間の氏の短歌による記憶と記録。中央公論新社から刊行される。俳人の氏が、なぜ俳句ではなく短歌だったのかは、氏にもまだわからない。『やむにやまれぬ思い』というしかないという。・・・」
読売新聞日曜読書欄5月1日には、
三浦佑之氏の書評で、長谷川櫂著「震災歌集」を取り上げておりました。
そのはじまりは、
「まず興味をもったのは、今回の震災を、俳人である長谷川櫂がなぜ短歌に詠んだのかということ。・・その刹那、言葉は俳句を選ばなかった。そこに短歌という定型の本質があるのだと思う。・・・」
そして、書評の終わりはというと
「映像を眺めているしかなかった人の無力感をどのように掬い取るか、今はまだ声など出せない被災者の心と言葉を、どのように拾いあげ遺してゆくか。さまざまな手段があっていいが、定型であるという点で、短歌は有力なツールの一つになるということを、本書は教えている。」
うん。新聞の本の広告では、ちらりと見てはいたのですが、そういう本だったのですね。さっそく注文します。そうそう。読売の古新聞は、ほかにもだいぶ役にたつ記事にめぐりあえました。ありがたい(笑)。
3ヶ月も咲きながら、目を楽しませてもらっていたのですが、さすが5月になると、花の茎がUの字になったり、S字にくねったり。今もまだ花が6~7つほど咲いてはいるのですが、葉もまばらになりはじめ、そろそろ観賞期限が切れていきます。
そういえば、寺田寅彦の最後の和歌は昭和7年12月のものがありました。
退院も間近くなりし枕辺に咲き残りたるシクラメンの花
さてっと、話題をかえます。
読売の古新聞をもらってきました。
新聞紙というのは、読むだけじゃないのですね。
そういうことを、あらためて思い出すのは、
こうして、古新聞をもらってくるときです。
こちらは、ちゃんと順番どおりに読みたいのですが、
ところどころ欠けている日の新聞があります。
新聞紙といえば、花をくるんでみたり、
野菜を包んでみたり、空豆のサヤを剥くときに
下に敷きごみや汚れがでないようにしたり。
台所では、いろいろと用途があるのでした。
その、用途の残りの古新聞をもらってくる。
でも、読売の朝刊夕刊が読めるし、
貰ってくる方にとっては、それでもありがたい。
その古新聞をひらいていたら、
4月19日読売夕刊の「よみうり寸評」が目に止まりました。
そのはじまりは
「〈震災歌集〉――あの3月11日の夜から長谷川櫂さんに荒々しいリズムで短歌が次々に湧きあがってきた。これは東日本大震災から12日間の氏の短歌による記憶と記録。中央公論新社から刊行される。俳人の氏が、なぜ俳句ではなく短歌だったのかは、氏にもまだわからない。『やむにやまれぬ思い』というしかないという。・・・」
読売新聞日曜読書欄5月1日には、
三浦佑之氏の書評で、長谷川櫂著「震災歌集」を取り上げておりました。
そのはじまりは、
「まず興味をもったのは、今回の震災を、俳人である長谷川櫂がなぜ短歌に詠んだのかということ。・・その刹那、言葉は俳句を選ばなかった。そこに短歌という定型の本質があるのだと思う。・・・」
そして、書評の終わりはというと
「映像を眺めているしかなかった人の無力感をどのように掬い取るか、今はまだ声など出せない被災者の心と言葉を、どのように拾いあげ遺してゆくか。さまざまな手段があっていいが、定型であるという点で、短歌は有力なツールの一つになるということを、本書は教えている。」
うん。新聞の本の広告では、ちらりと見てはいたのですが、そういう本だったのですね。さっそく注文します。そうそう。読売の古新聞は、ほかにもだいぶ役にたつ記事にめぐりあえました。ありがたい(笑)。