和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

台湾の義援金。

2011-05-26 | 短文紹介
新聞の片隅で、見すごされやすいこと。
そのひとつに、台湾からの義援金の額があります。

たとえば、高山正之「変見自在」(週刊新潮6月2日号)に、こんな箇所。

「3兆円ものODAを貰いながら北京政府はたった3億円と毛布2千枚をよこしただけだが、NHKは台湾からの義捐金・・・・合わせて『計153億円が北京から贈られました』風に報道していた。」

そして、高山氏はこう続けます。

「支那に都合よく改竄したのは明らかにCCTVからの干渉のせいだ。」

そのCCTVについても、高山氏は書いておりました。

「テレビ局は国営中央電視台(CCTV)。この共産主義国家の宣伝部門は渋谷のNHK社屋の中に東京支局を置く。寄宿するスペースから支那人スタッフの面倒までNHKがみな負担しているという話だ。・・・結構悪意ある国の出先機関を同居させれば、NHKのいう公正な報道も侵されそうな気がする。現に今度の3.11大震災に寄せられた義捐金報道もおかしかった。」

さてっと、あなたは、この具体的な義捐金額をご存知でしたか?
なんて、聞き方は野暮でしょうか。

具体的なのは産経新聞5月17日のオピニオン欄でした。
「義援金『世界最高額』の背景 台湾」とあります。
せめて、その最初の書き出しの箇所だけでも引用。

「東日本大震災で、台湾からの義援金総額が5月上旬に約160億円(約57億台湾元)に達した。人口2300万人、平均所得が年約2万ドルの台湾から米国と並ぶ世界最高規模の義援金が寄せられたことは、社会に親日感情が根強くあることをうかがわせた。・・・・・・義援金約1万4千円(5千台湾元)を寄せたという台北市在住の元小学校教師は『情けは人のためならず』と説明。菅直人首相が4月11日、米英などの7紙に感謝広告を出した際、台湾が対象から外れた件にも『親類に礼状は不要。感謝の意は別の形で伝わっているから問題はないよ』と寛容で、台湾外交部(外務省に相当)も今回の義援金は『民間、小口が中心だった』としている。・・・・・」
コメント
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