雑誌「新潮45」12月号が本日発売。
そのなかの「書物の森」に、鶴ヶ谷真一氏が書評を載せておりました。
馬場マコト著「花森安治の青春」(白水社)をとりあげ、
その書評の最後は、こうしめくくられております。
「著者はテーマにそった印象的な場景を重ねて生涯を点描し、ときに花森安治への思いをこめた話法によって、構成的でコンパクトな評伝を著わした。」
うん。ついつい注文してしまう私がおります(笑)。
今日届いた古本は、
中西輝政著「帝国としての中国」(東洋経済新報社・2004年)。
とりあえず、「結びにかえて」をひらく。そこに
「思い起こせば、1980年代の初め、東京都内のある居酒屋で何人かの研究者と、始まったばかりの中国の『改革・開放』の行方について論じ合ってから、20年以上の歳月が流れた。・・・しかもそれは私にとって、中国の長大な歴史と文明の研究によってしかつかむことのできない大きな課題だと思われた。それから20年余り、遅々とした歩みであったが、私なりの中国研究の成果が、今ようやく一冊の本にまとめられたことに感慨なしとしない。・・・それは、時事的な政策の議論とは比べものにならない知的な悦びの瞬間でもあった。」
そのなかの「書物の森」に、鶴ヶ谷真一氏が書評を載せておりました。
馬場マコト著「花森安治の青春」(白水社)をとりあげ、
その書評の最後は、こうしめくくられております。
「著者はテーマにそった印象的な場景を重ねて生涯を点描し、ときに花森安治への思いをこめた話法によって、構成的でコンパクトな評伝を著わした。」
うん。ついつい注文してしまう私がおります(笑)。
今日届いた古本は、
中西輝政著「帝国としての中国」(東洋経済新報社・2004年)。
とりあえず、「結びにかえて」をひらく。そこに
「思い起こせば、1980年代の初め、東京都内のある居酒屋で何人かの研究者と、始まったばかりの中国の『改革・開放』の行方について論じ合ってから、20年以上の歳月が流れた。・・・しかもそれは私にとって、中国の長大な歴史と文明の研究によってしかつかむことのできない大きな課題だと思われた。それから20年余り、遅々とした歩みであったが、私なりの中国研究の成果が、今ようやく一冊の本にまとめられたことに感慨なしとしない。・・・それは、時事的な政策の議論とは比べものにならない知的な悦びの瞬間でもあった。」