和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

心に一人のナンシーを。

2012-08-02 | 短文紹介
古新聞に、各書評が載っていました。
横田増生著「評伝ナンシー関」(朝日新聞出版 1575円)

日経新聞7月8日に難波功士氏の書評。
朝日新聞7月15日に中島岳志氏の書評。
読売新聞7月29日に星野博美氏の書評。

私は、中島岳志氏の書評に興味をそそられました。
肝心のナンシー関の文を読んだことがなかった私なので、
本は買わないことにしているのですが、興味はあるなあ。

ここには、中島氏の書評から引用。
はじまりは、
「時折、『ナンシー関が生きていたら』と思うことがある。テレビを見ながら、言語化できないモヤモヤ感が残る時、あの消しゴム版画が思い浮かぶのだ。」

「若き日のナンシーは、『ビートたけしのオールナイトニッポン』の熱心なリスナーだった。ナンシーの武器である『角度』は、このラジオによって生成された。青森で生まれ育ち、高校時代から消しゴムで作品を作り始め、18歳で上京。大学中退後、その才能が話題を呼び・・・」

書評の最後は
「・・今読んでも全く古くない。ナンシーの角度は、常に普遍を切り取っている。『心に一人のナンシーを』。いいサブタイトルだ。」

うん。ついつい買いたくなりますが、
こうして書評を引用して、私は買わないことにいたします。
書評読みの本読まず。
秋の涼しくなった頃、
古本でお会いできる事を願って(笑)。
コメント
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