「戸井田道三の本1・こころ」(筑摩書房)を本棚から取り出してくる。
ここに入っている「生きることに○×(まるばつ)はない」を見たくなる。
以前に、ここだけを読んだのでした。
関東大震災を経験した戸井田道三氏のところを、見てみたかったのでした。
この本の解説とか月報を読んでみると、うんうんと頷きながら、
でも、本文は気になる箇所だけ読み返す。
「無口で陰気で何を考えているのかわからない子どもだったわたしが、急におしゃべりでほがらかな青年になったのは、震災のあとからだ、と母はいいました。自分では意識しませんが、たぶんそうでしょう。震災は、わたしの生涯にとって一つの転機になったことはたしかです。中学三年生の九月です。満十四歳と五か月で、わたしの少年期はほぼ終わったことになります。そして、そのころにできあがってしまった人間は、二度と大きく変わることはありませんでした。」(p146)
暑いですね。
こういうときに、読書が充実するのでしょうが(笑)。
ついつい、オリンピック。
ここに入っている「生きることに○×(まるばつ)はない」を見たくなる。
以前に、ここだけを読んだのでした。
関東大震災を経験した戸井田道三氏のところを、見てみたかったのでした。
この本の解説とか月報を読んでみると、うんうんと頷きながら、
でも、本文は気になる箇所だけ読み返す。
「無口で陰気で何を考えているのかわからない子どもだったわたしが、急におしゃべりでほがらかな青年になったのは、震災のあとからだ、と母はいいました。自分では意識しませんが、たぶんそうでしょう。震災は、わたしの生涯にとって一つの転機になったことはたしかです。中学三年生の九月です。満十四歳と五か月で、わたしの少年期はほぼ終わったことになります。そして、そのころにできあがってしまった人間は、二度と大きく変わることはありませんでした。」(p146)
暑いですね。
こういうときに、読書が充実するのでしょうが(笑)。
ついつい、オリンピック。