和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

75歳くらいかな。

2014-03-29 | 短文紹介
三宅眞著「愛妻納税墓参り 家族から見た三宅久之回想録」(イースト・プレス)をパラパラ読み。そこに、山口もえさんが登場しております。

「山口さんが父に、『おいくつの時が一番充実していましたか?』
と質問された時、父はこう答えます。
『七十五歳くらいかな、いろいろ学んで、楽しくなってきたのは』
その時の話を引き合いに、その年になると周りが年下ばかりで
どうやら怖いものがなくなってきたみたいですね、
と山口さんが水を向けると、
『そうではなくて、たくさんのことを学んだ末に、
ようやくその境地に達した』
という趣旨だったそうです。」(p96~97)

このエピソードは、本文のp20~にもでてきております。
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