和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

非を認めるのに30年以上の朝日。

2014-08-06 | 朝日新聞
WILL9月号の蒟蒻問答で堤尭氏の発言に
こうあったのでした。

「いまだに朝日新聞を読んでいる連中の
気が知れないねえ。いまや日本人は二つに
分けられる。朝日を読む奴と読まない奴(笑)。」
(p104)

そういえば、テレビの7月29日
「林修の今でしょ講座」は、特集で
「葉加瀬太郎が一番好きな作曲家」。
そこで、葉加瀬さんがブラームスと
ワーグナーを語っている時に、
こう指摘しておりました。

「ウィーンの当時の知識人にとって
ブラームス派か、ワーグナー派かは
相対して、それが人生を問われるほどだった」

というようなことを言うのでした。
まさに
「朝日を読む奴と読まない奴」を
問うのは、今でしょ(笑)。

さてそんなこんな
今日の産経新聞(8月6日)一面に
「朝日 慰安婦報道『誤り』」
「検証 一部記事を取り消し」と見出し。
その一面に
「朝日が16回以上も取り上げた自称・元
山口県労務報国会下関支部動員部長、吉田清治氏の
『慰安婦を強制連行した』との証言について
『虚偽だと判断し、記事を取り消します』とした。」

産経新聞3面には、阿比留瑠比氏の署名記事は
見出しが「明確な謝罪避ける」とあります。
そこから吉田清治の箇所だけを取り出すと、

「ただ、朝日が初めて吉田氏の記事を掲載した
のは昭和57年9月であり、過ちに気付くまで
実に32年近くかかったことになる。その間、
朝日は吉田氏を『ひと』欄(58年11月10日付朝刊)
で『朝鮮人を強制連行した謝罪碑を建てる』と
紹介したり、夕刊1面コラム『窓 論説委員室から』
(平成4年1月23日付)で証言を次のように
取り上げてきた。
『(朝鮮)総督府の五十人、あるいは百人の警官と
いっしょになって村を包囲し、女性を道路に追い出す。
木剣を振るって女性を殴り、けり、トラックに
詰め込む』『吉田さんらが連行した女性は、
少なくとも九百五十人はいた』
その後、吉田氏の証言が虚偽と判明してからも
朝日は『(吉田)氏の著述を裏付ける証言は
出ておらず、真偽は確認できない』(9年3月31日付
朝刊記事)とするにとどまり、訂正しようとは
しなかった。
国連人権委員会に提出され、慰安婦を『性奴隷』と
認定した8年の『クマラスワミ報告』が吉田証言を
引用しているのも、朝日が繰り返し吉田氏の紹介を
続け、知名度を上げたことと無縁ではないだろう。」

今日の産経新聞3面には8月5日朝日新聞の写真が
載っており、小さいけれど一面の見出しはというと
『慰安婦問題の本質直視を』と人ごとのような書きぶり。
阿比留氏の署名記事には
『しかし、明確な謝罪は行なっていない。』として
『朝日新聞の検証記事を『検証』してみた。』とあり
西岡力氏の談話には
『一見すると反省しているように見える紙面も
姑息さが随所にうかがえる』として、
誤報を誤用とするなどの読み手を疲れさせる
文章作法を心得ているようなのでした。


う~ん。いままで朝日の古新聞をもらってきて
いたのですが、この前、定期購読している、
その方に、もう朝日新聞は取らない方がいいですよ
と言ってしまった手前、古新聞をもらってくる
わけにもいかないなあ。
コメント (2)
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