本をひらく気がしないので(笑)、
ポツリポツリと古新聞をひろげて整理。
出て来たのは2013年8月11日の毎日新聞。
一面には、「猛暑日全国295地点」という見出し。
その左下に、あの佐村河内守氏の顔写真。
見出しは「闇が生むレクイエム 被爆2世
音を失った作曲家」。そして4面の全面に
ストーリーとして彼氏の取材記事。
去年の今頃は、話題の人だったのだ。
さてっと、その日の読書欄に
荒川洋治の書評が掲載されておりました。
ショーペンハウアー著「読書について」
(光文社古典新訳文庫)。
その書評のなかの言葉を引用。
「『書く力も資格もない者が書いた
冗文や、からっぽ財布を満たそうと、
からっぽ脳みそがひねり出した駄作は、
書籍全体の九割にのぼる』。・・・
読書の最大の要点は『悪書』を読まないこと。
『いつの時代も大衆に大受けする本には』
手を出さないのが肝要。
『人々はあらゆる時代の最良の書を読む代わりに、
年がら年じゅう最新刊ばかり読み、いっぽう
書き手の考えは堂々巡りし、狭い世界にとどまる。
こうして時代はますます深く、みずからつくり
出したぬかるみにはまっていく』。
この文章が書かれたのは、
およそ170年前だが、現在も同じ。
ぴたり、あてはまる。」
ポツリポツリと古新聞をひろげて整理。
出て来たのは2013年8月11日の毎日新聞。
一面には、「猛暑日全国295地点」という見出し。
その左下に、あの佐村河内守氏の顔写真。
見出しは「闇が生むレクイエム 被爆2世
音を失った作曲家」。そして4面の全面に
ストーリーとして彼氏の取材記事。
去年の今頃は、話題の人だったのだ。
さてっと、その日の読書欄に
荒川洋治の書評が掲載されておりました。
ショーペンハウアー著「読書について」
(光文社古典新訳文庫)。
その書評のなかの言葉を引用。
「『書く力も資格もない者が書いた
冗文や、からっぽ財布を満たそうと、
からっぽ脳みそがひねり出した駄作は、
書籍全体の九割にのぼる』。・・・
読書の最大の要点は『悪書』を読まないこと。
『いつの時代も大衆に大受けする本には』
手を出さないのが肝要。
『人々はあらゆる時代の最良の書を読む代わりに、
年がら年じゅう最新刊ばかり読み、いっぽう
書き手の考えは堂々巡りし、狭い世界にとどまる。
こうして時代はますます深く、みずからつくり
出したぬかるみにはまっていく』。
この文章が書かれたのは、
およそ170年前だが、現在も同じ。
ぴたり、あてはまる。」