和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

安倍家の家訓。

2014-08-11 | 朝日新聞
「歴史通」(9月号)に
平川祐弘・櫻井よしこ対談が載っている。
そこを読みたくなり購入。

平川】 ・・・安倍首相は新聞の言うこと
なんか信用すべきではないというおじいさん
(岸信介)の代から家訓として教えられて
育っているからまともなんです。

櫻井】朝日知識人や岩波知識人が戦後の日本を
牛耳ってきました。平川さんのように、一人
信念を貫いて正しいと思ったことを言う気概が
学界や知識人から失われてしまったのは
なぜなんでしょう。

平川】やはり出世したいから、稼ぐためには
ジャーナリズムに媚びる。これがいまの朝日
新聞の考え方なんだと思えば朝日の御用学者の
ようなことも平気で書く。中国の悪口は絶対に
言わないとか、一種の自己規制をすることが
良心的であるかのようにふるまうんです。
・・・
それがいつから視野狭窄になったかとういと、
陸奥、長門のようなメイド・イン・ジャパンの
軍艦ができるようになって以来です。それまで
は日本海海戦で有名な軍艦三笠ですらイギリス製
でした。山梨勝之進など若い海軍士官はそれを
受領しにイギリスまで行って、ドックの労働者が
ストライキをするなどという当時の日本では
考えられない事態に出くわしたりして、経験を積み、
国際的に鍛えられたわけです。
ところが、日本で軍艦が建造できるようになると、
テクノロジカルに日本が進歩したのは結構な話ですが、
軍艦も日本製なら軍人もメイド・イン・ジャパンに
なった。視野が狭くなり、昭和の時代には世界の中の
日本の実力を過信してしまったんです。・・・・
日本人は相手の顔を見て喋るから、相手本位に
『はい』『いいえ』で答えるでしょう。ところが
西洋語は、事に即して『イエス』か『ノー』か
答えます。私は日本語で話すときもその傾向が
強すぎて嫌われるんですが。

櫻井】それだけ相手に刺激を与えていらっしゃる
わけですから、それは悪いことではありませんよ。
(p42~45)

まあ、全部読むと面白さがわかります(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする