青土社「大岡信著作集」第七巻は、
「蕩児の家系」「現代詩人論」他が入った一冊。
うん。谷川俊太郎理解に欠かせない一冊。
「現代詩人論」には、谷川俊太郎があり。
ほかに、谷川俊太郎小論も載っています。
うん。ここでは
『蕩児の家系』あとがきから引用。
「蕩児の家系という題名は、いうまでもなく、
『蕩児の帰郷』という例の物語に由来する。・・
近代日本における新しい詩的表現は、
いわゆる近代詩・現代詩という形をとって
歴史をきざんできたが、短歌、俳句、あるいは
文語定型詩という旧家からとびだした放蕩息子である
口語自由詩の足跡を、ぼくなりの観点から追跡し、
再構成してみようとしたのが、
この本のおおよその成りたちである。
言う必要もないことだろうが、
蕩児の家系といい、帰郷といい、
かつての旧家への復帰を意味しているのでは毛頭ない。
放蕩息子は放蕩息子の天地を見出すであろう。
その、新しい天地こそ、放蕩息子の帰郷する天地である。
それはどのような場所なのか、
それをぼくは考えてみたかった。」(p506)
ひとつ、困るのは(笑)。
谷川俊太郎の詩よりも、
この詩論のゾクゾク感。
詩よりも詩論の面白さ。
「蕩児の家系」「現代詩人論」他が入った一冊。
うん。谷川俊太郎理解に欠かせない一冊。
「現代詩人論」には、谷川俊太郎があり。
ほかに、谷川俊太郎小論も載っています。
うん。ここでは
『蕩児の家系』あとがきから引用。
「蕩児の家系という題名は、いうまでもなく、
『蕩児の帰郷』という例の物語に由来する。・・
近代日本における新しい詩的表現は、
いわゆる近代詩・現代詩という形をとって
歴史をきざんできたが、短歌、俳句、あるいは
文語定型詩という旧家からとびだした放蕩息子である
口語自由詩の足跡を、ぼくなりの観点から追跡し、
再構成してみようとしたのが、
この本のおおよその成りたちである。
言う必要もないことだろうが、
蕩児の家系といい、帰郷といい、
かつての旧家への復帰を意味しているのでは毛頭ない。
放蕩息子は放蕩息子の天地を見出すであろう。
その、新しい天地こそ、放蕩息子の帰郷する天地である。
それはどのような場所なのか、
それをぼくは考えてみたかった。」(p506)
ひとつ、困るのは(笑)。
谷川俊太郎の詩よりも、
この詩論のゾクゾク感。
詩よりも詩論の面白さ。