はい。
「令和」への水先案内本といえば、
「災害と生きる日本人」(潮新書)
私は、これ一冊で、充分満腹(笑)。
中西進氏と磯田道史氏との対談本。
うん。お釈迦様の手のひらに乗って、
はるか、「令和」を遠望するような、
そんな気分にひたれます(笑)。
私など、この一冊で今年は十分満足。
あとは関連本へ手をひろげるばかり。
一箇所引用するのなら、
いま気になるこの箇所。
中西】学者はどこを目指し、なぜ論文を書くのか。
私は、論文を書いて社会的認知を得ることが、
学者の最終目的だと言っています。
せいぜい50人や100人しかいない
学者の権威者から認められることが、
学者の最終目的ではまったくありません。
・・・(p130)
磯田】歴史学に限らず、
学問には三つの段階があると思うのです。
第一に、自然科学であれ技術開発であれ、
人類がまだ誰も見ていない知見を発見する。・・
そういう発見を活字化すれば、誰も知らなかった
歴史の側面を知らせることができる。
第二に、自分が得た学問的知見を世の人々の
意識の中に浸透させていく作業があります。
『どうもこれは正しいようだ』という知見を
見つけたあとには、その知見を普及させて
世の中の現状認識を変更していく。
これが学問に取り組む者の第二段階の仕事です。
第三に、学問の知見が社会へ影響を及ぼすにあたり、
良い方向へ向かうように学者自身が
きちんとアフターケアをする。
学問にとって大事なのは、これら
三つの手順ではないかと思います。
(p131~132)
私は、学者ではありませんが(笑)。
気になるのは、大事な三つの手順。
しばらくすれば、しっかり忘れる、
私なので、注意してブログで指摘。
「令和」への水先案内本といえば、
「災害と生きる日本人」(潮新書)
私は、これ一冊で、充分満腹(笑)。
中西進氏と磯田道史氏との対談本。
うん。お釈迦様の手のひらに乗って、
はるか、「令和」を遠望するような、
そんな気分にひたれます(笑)。
私など、この一冊で今年は十分満足。
あとは関連本へ手をひろげるばかり。
一箇所引用するのなら、
いま気になるこの箇所。
中西】学者はどこを目指し、なぜ論文を書くのか。
私は、論文を書いて社会的認知を得ることが、
学者の最終目的だと言っています。
せいぜい50人や100人しかいない
学者の権威者から認められることが、
学者の最終目的ではまったくありません。
・・・(p130)
磯田】歴史学に限らず、
学問には三つの段階があると思うのです。
第一に、自然科学であれ技術開発であれ、
人類がまだ誰も見ていない知見を発見する。・・
そういう発見を活字化すれば、誰も知らなかった
歴史の側面を知らせることができる。
第二に、自分が得た学問的知見を世の人々の
意識の中に浸透させていく作業があります。
『どうもこれは正しいようだ』という知見を
見つけたあとには、その知見を普及させて
世の中の現状認識を変更していく。
これが学問に取り組む者の第二段階の仕事です。
第三に、学問の知見が社会へ影響を及ぼすにあたり、
良い方向へ向かうように学者自身が
きちんとアフターケアをする。
学問にとって大事なのは、これら
三つの手順ではないかと思います。
(p131~132)
私は、学者ではありませんが(笑)。
気になるのは、大事な三つの手順。
しばらくすれば、しっかり忘れる、
私なので、注意してブログで指摘。