和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

「今さら訂正できない」マスコミの「切り取り術」。

2018-07-29 | 短文紹介
昨日は夕方から停電。ローソクを出してくる。
ちょうど、地区の定例飲み会があったので、
出かける。そちらは、どういうわけか電気がついていた。
9時過ぎに帰って来ると、停電解消しておりました。

さてっと、高橋洋一著
「マスコミと官僚の小ウソが日本を滅ぼす」(産経セレクト)
を読了。最後の章には、こんな箇所がありました。

「マスコミ報道は全てを報じないので・・」(p176)

「図らずもマスコミ報道の『切り取り術』が・・」(p212)
「こうした本質論を述べたのだが、報道では全く無視された」(p213)


さてっと、若者の失業について
とりあげている箇所をすこし引用。

「マクロ経済からみれば、
失業をなくすのが人的資源の最高の活用になる。」(p207)

ということで、この箇所

「筆者が思うに、
若い世代は雇用を重視し、情報はテレビ以外から入手するが、
老齢世代は雇用の心配がなく、時間があって情報をテレビに
頼っているからだと思う。
筆者は大学教員をしているので切実な問題だが、
大学生にとっての最大の関心事は就職である。
初めての就職がうまくいくかどうか、
その後の人生を決めるともいえる。

民主党政権当時、残念ながら就職率は低く、
就職できなかった学生は多かった。ところが、
安倍政権になってから就職率は高まり、
今では就職に苦労していない。
正直言って学生のレベルが変ったわけではなく、
政策によってこれほどの差があるとは驚きだ。

しかも、今の学生は情報はネットから得ることが多いので、
左翼色が強く安倍政権批判が多いテレビをあまり見ない。

対照的に、高齢世代は就職の心配はないので
どうしても雇用への関心は低くなる。
そして、情報をテレビに依存する人は
安倍政権批判に染まりやすい。

雇用増の実感とテレビ依存の有無がカギを握る。」
(p169~170)

もう一つぐらい引用してもよいでしょう。

「加計学園や国家戦略特区について、
柳瀬唯夫氏が2018年5月10日、国会参考人質疑で答弁したが、
いまだに一部野党やマスコミはかまびすしい。
特区に関しては1年経過しても間違った報道が続けられている。
これはなぜだろうか。
・・・・・
このことをマスコミ関係者に話すと、
ほとんどの人は理解しておらず、それを理解しても
『この点については今さら訂正できない』と言う。
『この1年間、マスコミは何を報道していたのか』
と、批判を浴びてしまうかららしい。
結局、マスコミが根本を理解できていないので、
報道自体がまったく無意味なものになっている。」
(p77)

以下のp78~にマスコミが『今さら訂正できない』
とした内容がわかりやすく指摘されております。
な~んだ。でした。
はい。それは読んでのお楽しみ。


うん。「高齢世代は、安倍政権批判に染まりやすい」
というのは、思わず笑っちゃいました。
ちなみに、安倍首相は昭和29年生まれ。
高齢世代は、それよりも歳をとった方々のことでしょうか?
それとも、精神年齢がご高齢の世代ということでしょうか?



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 簡単に騙(だま)される人。 | トップ | 非常に巧妙な印象操作の技術。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

短文紹介」カテゴリの最新記事