山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ダブルダイヤモンド富士 富士本栖湖リゾート  平成29年12月6日

2017年12月06日 | ダイヤモンド富士
 剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影を始めようと思った頃に試しに一度だけこの竜神池に映るダブルダイヤモンド富士撮影に来たことがある。それなりに情景は良いのだが苦労せずに現地到着出来るので、山上で待つダイヤのような胸のときめきは無い。先日星見隊メンバーが訪れているが直前に霧が湧いて不発に終わったようなので、スッキリと晴れたこの日の朝にリベンジに行ってきた。剣ヶ峰ダイヤと違って真ん中から出すダイヤは立ち位置がシビアではないのだが、一応GPSに座標を登録して行く。ダイヤの時間は7時46分、7時10分に現地到着したが、先客者は20人ほどで楽勝で場所は確保できた。


    試し撮り。このあたりでほぼ中央から太陽が出るはずだ。


    あと3分ほどだというのに流氷が・・・


    ダイヤ直前。山頂が輝き出す。


    ピッタリ真ん中。しかし水面は流氷に邪魔される。


    まあ、こんなダブルダイヤモンド富士も有りかな?


    あっという間に陽が昇る。


    ハイ、これまで。


    こっちが絞り改造ボーグ200㎜。八角形のこういうダイヤのほうが格好良い(と思う)。


    真ん中でピカリと八角形。


    それなりに楽しめた富士本栖リゾート、竜神池のダイヤモンド富士。

 とりあえず星見隊のリベンジを果たしてきた。平日で仕事があるので、速攻で三脚をたたんで一番に駐車場を脱出した。

 目的はこのダブルダイヤモンド富士だけでは無かったのだが・・・それはうまく撮影出来たら書くことにしよう。
コメント (2)
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前日のリベンジなるか? スーパームーンのパール富士 朝霧高原YMCA  平成29年12月3日

2017年12月06日 | 月富士
 前日からご機嫌斜めの富士山だったが、ようやくスッキリとした姿を現してくれた。日没の頃にまた雲が湧き出すのではないかと心配していたが、その心配は無さそうだ。日没迫る午後4時15分ごろからパール富士撮影のために三脚とカメラをセットする。スーパームーンとは、はっきりした定義は無いようだが、本来はその年で最も地球に接近した満月ということらしい。実はこの日の月は地球に最も接近した月ではあるが、十四夜の月なので本来の満月では無い。なので、本来のスーパームーンとはちょっと違うかも知れないが大きい月には変わりないのでスーパームーンということにしておこう。


    日没が迫り富士山が染まり始めた。


    ピンク色に染まる夕富士


    同上


    300㎜望遠


    残照の富士山

 望遠レンズはピント合わせがシビアで、明るいうちにきっちりと合わせておかないと暗くなってから合わせようと思ってもなかなかうまく行かない。この日は真っ暗になってから昇って来る月なので、どのように撮影するかレンズの選択に迷った。1本は改造した手製フィルターのテストをしたいので、70-200㎜ズームレンズは必須である。かつ、途中でズームを変えるとピントが狂うので200㎜固定である。もう1本は広角か、望遠か、迷いに迷ったが月の紋様を撮影するのに有利な300㎜を選択する。2本とも望遠で月を狙うことにした。


    200㎜望遠。絞り開放F2.8に手製改造フィルターを装着。うまく行けば絞り開放でも月が八角形の光芒を出すはずだ。


    こちらが使い慣れたボーグ300㎜。改造絞りを外してシャッタースピードを速くする。

 4時半ごろからカメラマンが押しかけてくるだろうと思っていたが誰も来ない。位置的にはこの場所でほぼ中央に月が出るはずだがおかしい。陽が沈みもう暗くなり始めた頃にYMCAの管理者の方がやって来た。5時に入り口のゲートを閉鎖するので移動して欲しいとのことだ。どうりでカメラマンが来ないわけだ。いろいろと事情を話すと、今回だけ、特別に閉門を遅らせてくれて撮影させていただけることになった。親切な管理人さんに大感謝である。時間は5時20分ごろだと伝えたのだが、待てど暮らせど月が出て来ない。完全に私の記憶違いで、実際に月が出てきたのは5時45分ごろだった。管理人さんには本当に申し訳なかったが、月の出まで快くつきあってくれた。


    5時40分過ぎ、山頂が光り出した。


    同上、300㎜。


    待ちくたびれた頃にようやく現れた月。改造フィルター装着、F2.8, Iso800, 0.5秒でこのくらい写ってくれる。


    シャープな八角形ではないが、ひとまずはフィルター改造は成功である。


    奇妙な縞模様のゴーストが出るのもこのフィルターの特徴。


    ここまで月が昇ると効果は無い。


    もう一方の300㎜。


    絞りを入れないとなだらかな輝きになってしまう。


    あまり面白みが無い。


    ひょっとしたらこの月の紋様を出しながら富士山のシルエットが撮れるのではないかと目論んだが、日没後1時間では困難だった。


    本日これまで。

 パール富士は通常日没前後の20分くらいが撮影に適しているが、さすがに1時間後の月は難しかった。1本は望遠では無くて広角系を使い、下に見える町灯りを入れながら撮影したほうが作品としては面白かっただろう。

 200㎜望遠レンズに装着したフィルターの効果はまずまずだった。前回の十五夜の月で月光ティアラ撮影に成功した時はIso感度6400、シャッタースピードも1秒という設定でようやく撮影したのだが、それに比べると格段に明るく撮れるということになる。F値がいくつになっているのかわからないが、おそらくF6前後ではないかと推測される。シャープな八角形にならないのはフィルターの正確な八角形の切り抜きが出来ていないからだと思われ、もう少しきっちりとした八角形を作ればもっとシャープに光芒が出ると予想される。前回の月光ティアラよりもさらに一歩進んだもっとノイズが少なくてシャープな画像を撮ることが目標である。ひとまずはパール富士ゲット、前日のリベンジ成功である。
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朝霧高原パール富士、の前に撮影地を探索  平成29年12月3日

2017年12月06日 | 番外編
 昨日の田貫湖パール富士は時間的には日没10分後くらいで良い条件だったが、富士山は全く姿を現さずに撃沈した。打って変わってこの日の午後は雲ひとつない快晴の富士山となった。本日の撮影場所は朝霧高原YMCAの建物が立つあたりの牧草地の中である。5時20分ごろと記憶していたが後に記憶違いであったことがわかる。現地には午後3時に到着し、まだ2時間以上時間がある。じっと待っているのももったいないので、GPS片手に牧草地の中を散策してどのあたりまで富士山の撮影が可能なのかをGPSに記憶させに出かける。今後この界隈でチャンスが訪れるであろうティアラや月光ティアラ撮影の際に正確な座標が必要となる。


    本日の撮影地、朝霧高原YMCA。高台になったこの場所は富士山の眺望が抜群。


    富士山に向かって右上隅からの眺望。


    ずっと下って木が立っているあたりからの眺望。

 さらに下って行くとロープが張られた場所の先に車が止まっていた。こんな場所まで車が入れるのかと思い、てっきり車止めのロープだと思ってロープをまたいで中に入る。その先にも富士山の展望地があった。しかし、何かおかしい。親子連れの人たちが次々に登って来るし、その先に展望台のようなものが立っている。さらに進むと、囲いの中に羊が・・・これって、まかいの牧場の敷地内なんじゃないのか?


    車が止まっていたのでてっきりここまで普通に車が入って来られるのだと思ったが・・・


    畑の向こうに富士山の眺望。親子連れが次々にやって来る。ここはまかいの牧場の敷地内だった。

 ここはお金を払って入場する場所だ。これはまずいと、さっさと入場口のゲートから外に出たが、お金を払わずに中に入ってしまった後ろめたさがあって、売店でメンバーへのお土産のバームクーヘンを買って行くことにした。さらにその先の富士宮道路沿いの展望地を見て回る。


    西富士ゴルフ分岐点の道路沿いから見る富士山。


    ズーム。ここからは十分に富士山が見える。


    さらにその先は富士山チラ見え。その先は富士山見えず。


    道を戻ってまかいの牧場駐車場にある柿の木と富士山。


    道路脇から見る富士山。


    草むらを横切ってYMCA牧草地内に戻る。下に富士宮道路が見える。


    元の場所に戻る。日没が迫り富士山が夕陽に染まり始めていた。

 この日もこの牧場の界隈から月光ティアラが狙えるのではないかとカシミール3Dでシュミレーションを行ってきたのだが、撮影に適した良い場所が見つからなかった。実際に歩いてみてGPS座標から再計算してみたがこの日は良い場所が無かった。実は、翌日の月光ティアラの場所もGPSに登録してあったのだが、その場所も富士山の眺望は得られなかった。天候と時間だけでなく、良い立ち位置が見つからないことも月の撮影の難しいところである。

 さて、まだ時間はあるが、パール富士撮影の準備に取りかかる。暗くなってからだと望遠レンズはピント合わせが難しいので、残照のあるうちにセットしておく。(続く)

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