山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

川俣川渓谷上流部を探索 令和3年5月9日

2021年05月13日 | 渓谷
 本日は2ヶ所を見て回ってきたが、さらにもう1ヶ所、時間の許す限り探索してみたいと思う。渓谷には橋が架かっていたのだが崩落して使えなくなってしまったらしく、現在は通行止めになっている渓谷の一部を探索してみたいと思う。渓谷道はおそらく使えないので渓谷の中を歩いてみる。


    牧場の中に生えていたイネ科の植物。カヤツリグサ科で手いっぱいでイネ科はまだ見ないことにしている。


    渓谷の近くに生えていたスゲ。良く見かけるスゲであるがこれはアオスゲなのかクサスゲなのか?


    雌小穂の鱗片は尖っているが目立って長いわけでは無い。おそらくこれはメアオスゲではないかと思う。


    小穂の鱗片が黒っぽいこのスゲは何だろう?


    まだ実になっていないが、ヒメスゲではないかと思う。


    渓谷を遡上する。傾斜が緩くぬめりに気を付ければさほど難しく無い。


    渓谷の脇にたくさん生えていた青々とした葉のスゲの仲間。


    どうやらナルコスゲのようである。この渓谷では普通に見られる。


    少しヤチボウズのようになっているこれは何だろう?


    長い小穂が垂れ下がっている。まだ花は咲いておらず正体は不明。吐竜の滝の近傍で見たものと同じだろう。


    同じ場所に生えていたスゲ。小穂が垂れ下がっていないので別物と思われる。


    根茎の鞘は薄茶色だった。これはミヤマシラスゲか?もう少し熟してからでないと判別は難しそうだ。


    渓谷の流れは緩く、遡上は難しく無さそうだが、時間的にここまでで撤退する。


    シダも見て回る。ツヤの無いイノデが生えていた。


    中部の鱗片は細い。イワシロイノデのようだ。


    ここにもカラフトミヤマシダが生えていた。八ヶ岳山麓の渓谷沿いではあまり珍しく無いのかも知れない。


    岩壁を見上げたらピンク色の花が咲いていた。


    クモイコザクラ。思いがけない場所で出会うことが出来た。


    葉は大き目で切れ込みも深い。

 まだ確信を持って同定できないスゲばかりである。前途多難である。この場所もいつかまた再訪して、今度は渓谷をもっと上流まで探索できたらと思う。


    夕方になったら雲が晴れて富士山が姿を現した。

コメント
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