山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

山中湖周辺を探索 令和3年5月14日

2021年05月18日 | 渓谷
 河口湖や山中湖の湖畔には珍しいカヤツリグサ科の植物が多数生育しているらしい。探していたヌマアゼスゲとカヤツリスゲはなんとか発見しているが、まだ他にも探しているものがいくつかあり、今回は山中湖の湖畔と周辺を探索してみた。


    最初に訪れた砂地の場所は主にイネ科の植物が生育しており、目ぼしいカヤツリグサ科植物は発見出来なかった。


    花の形はキュウリグサに似ているが、これは何?


    ノヂシャというスイカズラ科の植物だった。ヨーロッパ原産の帰化植物。


    ハコベを小さくしたようなこの花は?


    ノミノツヅリというナデシコ科の植物のようだ。


    場所を移動して探索してみる。


    キケマンが咲いていた。ミヤマキケマンは良く目にするがキケマンはあまり見ない。


    ムラサキサギゴケがたくさん咲いていた。


    こんなところに変なシダがあった。コウヤワラビ。


    昨年の胞子穂がまだ残っていた。


    これはどこでも普通に見かけるスゲ。


    アオスゲだと思う。


    草むらに隠れるように生えていたスゲ。


    鱗片の辺縁が茶色いくて先端が尖っており、カサスゲだと思う。


    まだ花が咲いていないがフトイではないかと思う。


    アゼスゲだと思っていたが違うのか?


    近傍の湿地を覗き込んでみるとスジヌマハリイがたくさん生えていた。


    茎には稜があるのを確認したので、ヌマアゼスゲで間違いないと思う。


    アゼスゲらしきものもたくさん生えていた。


    小穂


    雌小穂をマクロ撮影。鱗片は先端部があまり尖っておらず果胞よりも短い。これはヌマアゼスゲではないだろうか?

 探していたジョウロウスゲはまだ咲いていないのか発見出来なかった。今回探索した場所の近傍にきっとあると思うのでまた探しに来てみたいと思う。アゼスゲか、ヌマアゼスゲかはまだ判断できるレベルに無いが、何度か訪問して鱗片と果胞の形を観察していれば、そのうち答えが分かるだろう。他の場所のスゲももっと見て回ってレベルアップしないといけない。

コメント
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