山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

尾白川プチ散策  令和3年8月8日

2021年08月14日 | 渓谷
 前日の長歩きでこの日は足が痛く、簡単に散策できる場所を考えて尾白川渓谷のショートコースをプチ散策に出かけた。日曜日で駐車場が混雑しているかも知れないので、遅めの午後4時に駐車場に到着して散策を開始する。


    コバノギボウシ 痛み始めているものが多かった。


    白花のコバノギボウシ


    ボタンヅル 葉が3出複葉で対生する。


    苔の生えた岩に付いていたミツバベンケイソウ


    オトコエシだろう。


    ヤマアジサイはほぼ満開


    本日見に来たのはシダの仲間。この渓谷沿いはシダが豊富。これはミヤマクマワラビ。黒い鱗片が生えて柄が黒く見える。


    普通に見かけるジュウモンジシダ


    普通のイノデ


    今が盛りのホソバナライシダ


    裂片の辺縁寄りに付く球形ソーラス


    いちばん見たかったのがこのエビラシダ


    羽片の付け根部分が融合した独特の可愛らしい形をしている。


    ソーラスは羽片の真ん中あたりに付く。


    残念ながら訪問時期が遅く、もう葉はほとんどが傷んでいた。

 期待していたのはエビラシダだったが、8月になるともう葉が傷んでしまっているようである。見るならば6月か7月くらいが良さそうである。斜面の一部が崩落していて数が少し減ってしまっていたのも残念だった。1時間半ほど散策して撤退する。心配していた雨は降らなかった。

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ナツエビネ再び  令和3年8月11日

2021年08月14日 | 番外編
 南部町の渓谷でナツエビネの生育が確認されたので、花に詳しい仲間を誘って確認と周辺の探索に出かけた。数人で探すとそれなりに別の個体が発見されるものである。


    前回咲いていた花は既にしおれ気味で、蕾だった花が咲いたが上部は立ち枯れしてしまっていた。


    花芽を付けた大部分の個体が花を咲かせずに花芽が枯れてしまった。


    新たな花芽を付けているものもあった。無事に咲いてくれるかどうか?


    新たに見つかった個体。


    これも別の場所で見つかったもの。花芽が付いており咲いてくれそうである。


    別株。葉が傷んでいるが花は咲きそうである。

 最初に発見された場所とは別の斜面で生育しているものがいくつか発見された。おそらくこの渓谷の流域を探せば、それなりの個体数が生育しているのではないかと予想される。

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田んぼの畔に生える草は?? 令和3年8月8日

2021年08月14日 | 里に咲く花
 前日の編笠山・権現岳周回した翌日で足が痛い。筋肉痛というよりも膝関節と足関節の痛みがあって歩きにくい。午前中はほぼ寝て過ごしたが思っていたよりも天候が悪くならず、雨は降って来ない。近所の田んぼにそろそろサンショウモが生えている頃ではないかとカメラと三脚を持って散策に出かける。しかし、目的のサンショウモは見かけられず、ついでにと見てきた畔に生えている草は・・・何だかさっぱり分からないものばかりだ。


    サンショウモを期待したが・・・


    浮いているのはウキクサばかり。大き目の葉もサンショウモでは無い。


    オモダカが咲いている。


    オモダカの花。では、この葉を見て自信を持ってオモダカと言えるのかどうか?アギナシはどうなってるのか?


    畔に生えていたこの草。ただの雑草と片付けていたが、たぶんオヒシバというイネ科の草。


    こっちは何?図鑑を見ても似たような草がいくつもある。


    たぶんイヌビエというイネ科の草だろう。


    カヤツリグサの仲間というのは分かるが・・・


    普通のカヤツリグサなのか?


    花序を良く見てみると先端部が円みを帯びている。コゴメガヤツリという草らしい。


    こちらは出張先の駐車場で見かけたカヤツリグサの仲間。


    花序の先端部が尖っている。これが普通のカヤツリグサだと思う。


    ちなみに近くに生えていたこの草は???ミチシバというイネ科の草だと思うが全く自信無し。

 普通に近くに生えている草は同定が難しい。むしろ絶滅危惧種のほうが見つけるのは難しいが特徴的で同定は簡単かもしれない。しかし、絶滅危惧種ばかり追いかけているのでは一向にレベルアップはせず、植物を理解するには近場に生育するものを見て歩くことは必須であろう。少しずつ調べながら知識を深めて行くしかないと思っている。

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甲府盆地にかかる虹  令和3年8月4日&10日

2021年08月14日 | 番外編
 大気の状態が不安定で夕立が起こり易いこの時期は虹を見る機会がしばしば訪れる。まずは8月10日の夕方、山梨市のオオキツネノカミソリを見た帰りに立ち寄った愛宕山からの景色である。


    今後の撮影のため鳳凰山の眺望を確認に愛宕山科学館に立ち寄る。到着した途端に雨が降り出す。


    反対側を見ると虹が現れていた。


    しかも2本出ている。


    富士山と2本の虹


    綺麗な虹を楽しんだ。広角レンズを持って行かなかったので虹の全景が入らなかったのが残念。

 次の虹は8月10日の出勤途中の朝に現れた虹である。雲に隠れた南アルプスをまたぐように虹が現われ、信号待ちの間にカメラを取り出して車中から撮影した。


    南アルプスをまたぐように現れた朝の虹


    展望の効く場所でカメラを構えたかったが時間が無く車中からのカットのみ。

 この季節らしい綺麗な虹を2度見ることが出来た。

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