山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ヒツジグサ咲く  令和3年8月26日

2021年08月30日 | 水辺に咲く花
 7月下旬に訪問した時にはまだ花が見えなかったヒツジグサであるが、もうそろそろ咲いている頃ではないかと思う。現地に到着したのが午後3時ごろになってしまい、やや出遅れてしまったが、双眼鏡で池面を覗き込んでみるとポツポツと白い花が浮かんでいる。


    ヒツジグサが咲く池


    白い花が池面に浮かんでいる。


    今年も咲いてくれたヒツジグサ


    昨年とは咲いている位置がだいぶずれている。


    距離が遠くなって撮るのが難しくなってしまった。


    対岸からのほうが距離は近いが、藪と木があって撮影ポジションの確保が難しい。

 午後4時を過ぎて日が陰って来ると、ヒツジグサは次第に花を閉じていった。さて、もうひとつ別の池を訪問してみよう。


    今年に入って何度か訪問しているこちらの池。水量が増えて草地の仲間で入るのは長靴でないと難しくなっている。


    ホタルイと思わしき草がたくさん生えている。


    たぶんホタルイ


    水の中から生えていたこちらはホタルイで間違い無さそうだ。


    この小さなヌマハリイみたいなのは何?おそらくマツバイと思われる。


    この玉状になった小穂のカヤツリグサの仲間も初めて見る。


    ヒメクグという草のようだ。


    これもまた始めて見る草。


    図鑑で見るとハタガヤというカヤツリグサ科の草のようだが、生育環境が海岸や日当たりの良い砂地と書かれており、別物かも知れない。


    前日の椹池で見たものと同じ、ヒデリコと思われる。


    水量が増えて近付けないが、イネ科やカヤツリグサ科の植物が多数生育している。双眼鏡で覗き込みながら観察してみる。


    ヌマハリイの群生


    これが探し物のススキではないか?


    間違い無さそうだ。探していたヒメマツカサススキだ。


    アブラガヤだと思って撮影してきたこちらの草も、見直してみればヒメマツカサススキだった。もう1段望遠で撮影して来るんだった。

 水辺に生える草は分からないものだらけ、初めて見るものだらけである。新鮮な出会いがあるが、頭の中はクエスチョンだらけである。数年前から情報を集めて探しているマツカサススキの仲間3種類のうち、ようやくヒメマツカサススキに出会うことが出来た。大きな前進だと思っている。

コメント
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