山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

山上の花園を訪れるが、その前に樹木を観察  令和4年3月30日

2022年04月01日 | 樹木類
 朝はどんより曇り空が広がっており、山上の黄色い花園まで行くかどうか迷ったのだが、天気予報と雲画像を見るとお昼までには晴れてきそうである。出かけてみることにするが、現地到着までの林道沿いや登山道沿いに生えている樹木を見て回った。まだ葉が付いていないものばかり、かつ樹木に関してはほとんど素人なので、間違っていることが多々あると思うのでそのつもりでご覧いただきたい。


    林道脇にたくさん咲いていた桜の花。まばらに花が付いている桜はほとんどがこれだった。


    チョウジザクラ。たくさん生育していることが分かった。


    ひときわ目立つピンク色の桜


    これは何?


    美しくて上品なピンク色、花序には柄が無く、葉は単鋸歯のように見える。おそらくオオヤマザクラであろう。


    ダンコウバイ。花は黄色っぽくて花序に柄が無い。


    こちらは良く似ているアブラチャン。花は黄緑色。


    花序に柄がある。


    先日見てきたばかりの木。クロモジに似ているが花数が少なく大人しく見える。


    枝の色は灰褐色。これはカナクギノキ(クスノキ科クロモジ属)であろう。普通にある。


    これも先日見てきたばかりの木。


    花の先端に雌しべが飛び出しており、雌花しか無い木、ヤマコウバシ(クスノキ科クロモジ属)。これも普通にある。


    木の先に昨年の残りの黒い実が成っている。


    先端部を見てみると、下向きに垂れ下がっているのが雄花で、雌花が上向きに先端部に付いている。これはオオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)であろう。


    木の幹はヤシャブシのようには剥がれない。


    木の幹が細かく剥がれているこの木は何?


    ハンノキの仲間のようだが?


    トリーミング画像。たぶんハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)ではないかと思う。


    ヤナギの樹があった。まだ葉は出ていない。


    トリーミング画像。これはバッコヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)の雄花序と思われる。この1本しか見当たらない。


    幹は縦に縞が入る。


    林道脇の岩壁から横向きに生えていた木。これもヤナギの仲間であろう。


    さて、これは何?ヤナギの仲間は見分けるのがきわめて難しいと思う。


    これは少し珍しいシライヤナギではないだろうか?全く確信は持てず。見かけたのは2本だけだった。

 あっちを撮りこっちを撮りと、多大な時間を費やして林道と登山道を登った。樹木類はまだ全くの初心者なので知らないことばかり、どの木を見ても新鮮に見えるし、同じ科の木はどれを見ても同じに見える。頭の中は混乱しっぱなしであるが、楽しく歩くことが出来た。お昼を過ぎた頃にやっと目的地の花園に到着した。(続く)


コメント (1)
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