山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

雪の降った身延山に登る  令和4年4月1日

2022年04月04日 | 山に咲く花
 前日から夜にかけて降った冷たい雨は山の上では雪だったようである。朝はまだ小雨が降っていて山の景色が見えなかったが、雨が止んで山が見えてくると中腹から上が雪化粧していた。身延山久遠寺に到着した頃には雨が止み、雪化粧した身延山が見えてきていた。山上はきっと綺麗な雪景色が広がっているのではないだろうか?花や木を観察しながらゆっくりと登ってみる。


    久遠寺のシダレザクラと雪化粧の身延山


    ピンク色の桜が咲いている。


    おそらくオオヤマザクラであろう。


    昨年登った時にこの花の解説を受けたような気がするが・・・すっかり忘れた。


    ツツジの仲間?それともウツギの仲間?次に花博士に会ったらまた聞いておこう。


    シャクナゲの花はもう散り始めていた。


    普通にありそうだが山梨県では比較的珍しい木、シキミ。


    シキミの花。薄黄色で地味な花だが、清楚感あふれる綺麗な花である。


    雪の積もったミツマタの花。このミツマタの花は大型だった。


    たぶんトウゴクシダ。ちらほらと見かける。


    これはあまり見かけないシダ、おそらくヒメイタチシダ。判別が難しく、間違っているかも知れない。


    鱗片の幅がやや広くて真っ黒である。


    一株だけカヤラン。固い蕾がたくさん付いている。


    雪の三光堂


    うっすらと雪の積もる参道


    山頂下の展望台から見る雪化粧の富士山。また白さが増した。


    思親閣。雪は解け始めていた。

 周回することも考えていたのだが、雪に埋もれていて花があまり見当たらず、ロープウェイを使って下りることにした。久しぶりに乗る身延山ロープウェイは新しくなっていて快適な乗り心地だった。平日なのにお客さんがたくさん居たことには少し驚いた。


    雪の中から顔を出しているこの花を期待していたのだが、見つけたのはこの1株だけだった。


    岩の下に咲いていた花。


    昨年は大当たりだったが、今年はあまり咲いていないようである。残念。

 身延山に咲く貴重な花は今年は少なく、また来年に期待したいと思う。

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まだ葉を巻いているヒメウラジロ  令和4年4月1日

2022年04月04日 | シダの仲間
 石灰岩地を好むヒメウラジロ(イノモトソウ科)というシダは、冬期は乾燥から身を守るために葉を丸めて一見枯れてしまったように見える。3月中旬から下旬に何日か暖かい日が続き、雨や雪が降ったので湿度も上がり、そろそら葉を展開しているのではないかと思い様子を見に行ってみる。


    ノジスミレが咲いていた。


    ムスカリとスイセン。梅はそろそろ終盤である。


    ヒメウラジロ。まだ葉を展開しておらず、枯れたような状態になっている。


    他の草は枯れ落ちてしまっているがヒメウラジロの葉は残っている。


    岩の隙間に少しだけ青い葉のヒメウラジロが顔を出していた。


    青々と茂るのはまだだいぶ先になりそうである。


    今年こそは青々と元気に茂るヒメウラジロと富士山を写真に撮ってみたいと思っている。

 6月を過ぎた頃にまた訪問出来ればと思う。

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