山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

シロバナタンポポ咲く河川敷を散策 甲府市荒川沿い  令和4年4月7日

2022年04月09日 | 里に咲く花
 数年前に河川敷に咲く桜を見に行った際に土手に白いタンポポが咲いているのを見つけた。あのタンポポは何タンポポの白花なのかずっと気になっていた。河川敷に咲いているタンポポがセイヨウタンポポなのか、それとも二ホンタンポポなのかも確認が出来ておらず、散策してみる。他にも探している花があり、その下見も兼ねている。


    本日歩く荒川河川敷。公園のようになっており、向こうに見える橋のさらにその先にある橋まで歩いてみる。


    河原沿いにはオオカワヂシャがたくさんはびこっていた。


    河川敷にはタンポポがたくさん咲いている。


    さて、このタンポポは何タンポポ?


    総苞を見てみると、総苞片は開いておらず、二ホンタンポポである。その中でも、総苞が丸みを帯びていることからこれはシナノタンポポと思われる。


    その中にシロバナタンポポが混じっている。


    それなりに数はある。


    シロバナタンポポ。少し痛み気味である。


    総苞を見てみると、先ほどの黄色いタンポポとほぼ同じ形をしている。おそらくシナノタンポポの白花であろう。


    土手沿いにシナノタンポポがたくさん咲いている場所もあった。


    薄黄色の中間型のようなタイプもあった。


    これは白花との交雑なのだろうか?


    あちらこちらで見かけるが花の名前は知らなかった。これはイヌナズナという名の花らしい。

 さて、河原沿いにはどんな花が咲いているのだろう。靴が濡れない程度の範囲で歩いてみる。


    花壇から種が飛んだのであろう。パンジーが咲いていた。


    ノボロギク。畑や野原など、どこにでも生えている。


    オオアラセイトウ(アブラナ科)。別名ハナダイコン、ショカッサイ。


    オランダミミナグサ(ナデシコ科)。ヨーロッパ原産の帰化植物。全体的に毛が多い。


    アザミの仲間のようだが??良く見れば葉の上に桜の花が乗っていた。


    これでもかというくらいにたくさん生育していたオオカワヂシャ(ゴマノハグサ科)。これは外来種で、在来種のカワヂシャは見つからない。


    キツネノボタンに似ているが、これは葉が細く実がコンペイトウ状にならないタガラシ(キンポウゲ科)。


    オランダガラシ(クレソン)が咲いていた。


    探していたのはこんな感じのニガナの仲間。たぶんこの葉は違うであろう。

 日本の野草(山と渓谷社)という図鑑にカワラニガナの写真が掲載されており、その撮影地は甲府市と書かれている。カワラニガナは中部地方の河川敷沿いに生育している少し珍しいニガナの仲間である。5月か6月に花が咲くであろうが、生育していそうなのがこの荒川河川敷ではないかと思っている。河川敷内は工事が行われて昔とはだいぶ様相が変わってしまっているであろうが、雰囲気的にはあってもおかしく無いのではないかと思う。今回の散策ではそれらしきものは見つからなかったが、花の咲く頃に再探索してみたいと思う。

コメント
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