山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲斐百名山 みみ石を周回(後編)  令和4年4月23日

2022年04月25日 | 甲斐百山
 黒平の林道から取り付いてみみ石山頂を越え、木賊峠側のピークまで来たところで昼食をとって休憩する。ここから先は明瞭な道は無いはずで、谷の中にあったはずの道はおそらく消滅しているだろう。ただ、谷の傾斜を見る限りでは滝があるような急峻な谷では無い。おそらくさほど難無く下りられるはずである。むしろハナネコノメやコガネネコノメソウが咲く綺麗な谷が楽しめるのではないかと期待している。さて、どうなっているか?


    木賊峠側の平らなピークで昼食をとる。さて、いよいよ谷に下降である。


    テープが付いていて以外にも道っぽい。


    向こうに見える無名峰。左端に見えるのが袴腰と思われる。


    この尾根筋でテープが消失。急峻な尾根だが、何となく道っぽい。これを下りる。


    尾根筋にはヒナスゲがたくさん生えていた。


    谷が見えてきたがかなり急である。右にトラバースして谷に下り立つ。


    下りた谷には赤テープが付いていた。これを辿れば木賊峠に至るはずである。反対側に下降する。


    谷の分岐に出た。素晴らしい美しい谷が広がっていた。


    ヤマネコノメソウ


    ツルネコノメソウ


    咲き残っていたハナネコノメソウ


    ピンク色のハナネコノメソウ


    コガネネコノメソウ


    ニッコウネコノメソウとコガネネコノメソウ

 思っていた通りに何種類ものネコノメソウが咲き誇る素晴らしい谷が広がっていた。傾斜はさほどきつく無く、滝は無い。水量もさほど多くは無く、靴を少し濡らす程度で歩くことが出来る。ところどころ道らしきものが現れるのだが、壊れていてすぐに消滅してしまう。


    ツルネコノメソウが群生する谷


    コガネネコノメソウの群生


    下りてきた渓谷を振り返る。滝は無く、水量もあまり多く無かった。崩落した斜面の上にテープが付いており、かつては道があったのではないかと思う。


    渓谷の分岐部。右側が下りてきた谷、左に登ると長窪峠に至るはずである。


    渓谷に咲いていたミツバツツジ


    堰堤に出た。


    その先には林道があった。


    こんなところにヤチボウズがある。


    花が咲いている。これは乙女高原にたくさん生えているタニガワスゲだ。


    ヤナギの木を見上げる。


    バッコヤナギではないかと思う。


    樹皮を見た時はウダイカンバだろうと思ったのだが・・・


    花を見るとちょっと違う。これはミズメ(カバノキ科カバノキ属)の雄花序らしい。


    本日歩いたルート

 渓谷の中のネコノメソウ属や樹木類をたっぷり楽しみながら歩き、予定時間を1時間以上オーバーして4時半にゲートに到着した。久しぶりのやや難しいルートの単独登山だったが、存分に楽しむことが出来た。体力の低下は否めず、翌日は軽い足の筋肉痛に悩まされることとなってしまった。

コメント
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