山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

三ツ峠に咲くヒョウタンボク  令和5年5月9日

2023年05月13日 | 山に咲く花
 先日訪問した金ヶ岳のアラゲヒョウタンボクが既に少し遅かったところを見ると、三ツ峠に咲くヒョウタンボクももう咲いているかも知れない。明日行ってみようかと思っていたのだが臨時の仕事が入ったために本日の午後に訪問してみることにした。


    ツルシロカネソウがほぼ満開


    ミミガタテンナンショウだと思うのだが?


    仏炎苞の耳の部分はあまり巻いていない。これはヒガンマムシグサかも知れない。


    ヒゲネワチガイソウの群生


    あちらこちらで見かける。


    クルマバツクバネソウはちらほらと見かける程度。


    これは稀に見かける程度。咲いたばかりのホソバノアマナ。


    三ツ峠でこのスミレを見るのは初めてである。


    この山にもミヤマスミレが咲いていた。


    気の早いカモメランはもう蕾を付けていた。


    たぶんシライヤナギ。花が咲いている。


    これは雌花であろう。


    葉の裏を調べてみる。付け根の葉柄の部分に毛が生えており葉にも少し毛が生えている。


    本日は天候が良くて夕方になっても富士山が見えている。


    ミツバツツジを期待していたのだが、まだ1∼2週間先になりそうである。

 さて、問題のヒョウタンボクはどうであろうか?昨年も一昨年も花の時期を逃してしまいまだ結実した実しか見たことが無い。期待して枝先に付いている花を見てみるが、ほとんど花が付いていない。しかも・・・!!


    三ツ峠に生育するヒョウタンボクの木


    花を探してみると・・・ショック!既に終わっている。


    良く探してみるとまだ蕾の花がひとつあった。黄緑色をしている。この2つしか花は見つからなかった。


    葉には薄く毛が生えており先端は円い。アラゲヒョウタンボクの葉先は尖っているので区別は容易に出来そうである。


    別の場所で見かけたものは花が付いていなかった。


    同じ葉なので間違いないと思う。他の場所でも見かけたがいずれも花は付いていなかった。


    こちらはニッコウヒョウタンボクの葉。花はまだ小さくて固い蕾だった。


    別株のニッコウヒョウタンボクの葉。葉が展開する頃には赤っぽいようである。このような葉を探せば、他の山でも見つかるかも知れない。


    帰り際にもう一度ヒョウタンボクの木を見てみると、幸運にもひとつだけ咲いている花があった。


    ずっと見たかったこの花、やっと見ることが出来た。これはコウグイスカグラ、この山ではミツトウゲヒョウタンボクという別名がある。

 やっと見ることが出来たコウグイスカグラ(ミツトウゲヒョウタンボク)の花は少し痛んでしまってはいるもののとても感動した。この花もアラゲヒョウタンボク同様にあまり花を付けない木のようである。他の場所のものもこれから咲いてくるのかも知れない。ミツバツツジが咲く頃に再訪できれば良いのだが、休みの日が無く日程が厳しそうである。


    山頂から見る富士山。見たかった花に出会えて今日は良い日だった。

コメント (2)
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