ホテイランが咲いていたこの場所を訪問するのは2年ぶりになるだろうか。2年前に訪問した際には時期が早かったこともあるだろうが、1株しか発見出来なかった。昨年は私の花仲間が訪問してくれたが1株も見つからなかったらしい。斜面が乾燥してきていていつ無くなってしまってもおかしくない環境にある。さて、残ってくれているだろうか?他の植物も観察しながら急斜面の上にある生育地を訪れてみる。
前日の冷たい雨は高いところでは雪だったようである。また真っ白になった富士山。
ヤナギの仲間が生えていた。
これは雌花であろう。南アルプスの一画なので分布域からすればこれはコマイワヤナギのはずである。
葉裏を見てみると毛は生えていないようである。
葉の付け根の部分と葉柄の部分に目だった毛は生えていない。うっすらと生えているものもあるのだが、これはコマイワヤナギで良さそうである。
見下ろす谷の崖にはたくさん生えていた。
ウリハダカエデの花
ウリカエデの花
渓谷に到着。これを登って尾根に取りついてさらにその上に生育地がある。
コチャルメルソウはまだ咲き始めたばかりである。
これはツルネコノメソウであろう。葉が互生している。
別のネコノメソウが生えている。
こちらは葉が対生している。
葉の切れ込みが少ない。これはマルバネコノメソウであろう。
尾根に取りつくとツバメオモトが咲いていた。
道の無い急登の尾根を必死に登ってやっと目的地に到着。しかし目的の花は・・・終わっている。
周辺を探してみると幸運にも満開の花があった。
ホテイランの花。まだ咲いていてくれた。
もう1輪咲いている花を発見。出会った花はこの3輪のみだった。
元気そうな葉もある。個体数は減少しているがとりあえず生育しているのは確認出来た。
心配していたホテイランは咲いていたのは3株、葉を含めると15株ほど確認出来た。5年前に比べると減少しているのは確実であり、乾燥した斜面が崩れて流れてしまったようにも見える。保護対策が出来るような場所でも無く、このまま見守るしか無いのであろう。
日没まで少し時間があったのでもう1ヶ所立ち寄ってみる。
ヒメシダがたくさん生えている。
クサソテツの群生。水路沿いに生えている大きな葉はオタカラコウであろう。
一緒に生えているこの大きな葉が目的の植物、ヒメザゼンソウ。
それなりに生えてはいるのだが、以前よりも斜面が乾燥していて少し勢いが無くなったように見える。
花が終わって実になっている。花や実を付けている個体がきわめて少ないことが心配の種である。
ヒメザゼンソウは生育地が鹿の食害によるのか乾燥化し、花や実を付けなくなったことが心配の種だったが、個体数自体はそれほど減ってはいないようである。ひとまずは少し安心した。
前日の冷たい雨は高いところでは雪だったようである。また真っ白になった富士山。
ヤナギの仲間が生えていた。
これは雌花であろう。南アルプスの一画なので分布域からすればこれはコマイワヤナギのはずである。
葉裏を見てみると毛は生えていないようである。
葉の付け根の部分と葉柄の部分に目だった毛は生えていない。うっすらと生えているものもあるのだが、これはコマイワヤナギで良さそうである。
見下ろす谷の崖にはたくさん生えていた。
ウリハダカエデの花
ウリカエデの花
渓谷に到着。これを登って尾根に取りついてさらにその上に生育地がある。
コチャルメルソウはまだ咲き始めたばかりである。
これはツルネコノメソウであろう。葉が互生している。
別のネコノメソウが生えている。
こちらは葉が対生している。
葉の切れ込みが少ない。これはマルバネコノメソウであろう。
尾根に取りつくとツバメオモトが咲いていた。
道の無い急登の尾根を必死に登ってやっと目的地に到着。しかし目的の花は・・・終わっている。
周辺を探してみると幸運にも満開の花があった。
ホテイランの花。まだ咲いていてくれた。
もう1輪咲いている花を発見。出会った花はこの3輪のみだった。
元気そうな葉もある。個体数は減少しているがとりあえず生育しているのは確認出来た。
心配していたホテイランは咲いていたのは3株、葉を含めると15株ほど確認出来た。5年前に比べると減少しているのは確実であり、乾燥した斜面が崩れて流れてしまったようにも見える。保護対策が出来るような場所でも無く、このまま見守るしか無いのであろう。
日没まで少し時間があったのでもう1ヶ所立ち寄ってみる。
ヒメシダがたくさん生えている。
クサソテツの群生。水路沿いに生えている大きな葉はオタカラコウであろう。
一緒に生えているこの大きな葉が目的の植物、ヒメザゼンソウ。
それなりに生えてはいるのだが、以前よりも斜面が乾燥していて少し勢いが無くなったように見える。
花が終わって実になっている。花や実を付けている個体がきわめて少ないことが心配の種である。
ヒメザゼンソウは生育地が鹿の食害によるのか乾燥化し、花や実を付けなくなったことが心配の種だったが、個体数自体はそれほど減ってはいないようである。ひとまずは少し安心した。