山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

沢を探索するが目ぼしいものは見つからず  令和4年4月5日

2022年04月08日 | 渓谷
 敷島カタクリロードに近く、同じような環境にあると予想される沢筋を探索してみた。以前から注目していて、道らしきものがあるのは確認しているが、どうなっているのかは全く不明である。カタクリやアズマイチゲが生育しているかも知れない。


    以前から注目していた沢を探索してみる。


    道はあるが歩かれているような様子は全く無い。


    倒木が多く荒れている。


    沢の源頭まで来たが、目ぼしいものは見つからず鹿の足跡だらけだった。期待していたカタクリは見当たらなかった。


    尾根を越えて反対側の沢に入ってみる。尾根筋に道があるかと期待したが藪だった。


    沢に下る途中の斜面にミツバツツジが咲いていた。


    ミツバツツジの花。雄しべは5本である。


    沢に下り立つ。向こう側に道が付いている。


    先に進んでみると2手に分かれたいた。まず右側に入ってみる。


    沢の源頭付近。上の稜線まで行けそうだが、何も目ぼしいものは生えておらずここで引き返す。


    左側に入ってみると、その先はススキ野原になっていた。ここを進む元気は無く、ここまでで引き返す。

 思っていたよりも藪っぽくて日当たりが悪く、カタクリやアズマイチゲが生育しているような環境では無かった。林の中を歩きながら戻るが、アカマツの樹林を見上げてみると寄生植物が付いていた。


    アカマツの木を見上げる。何か着いている。


    この森の木にもマツグミが寄生していた。


    かなりたくさん生育していた。


    この木はウダイカンバ(カバノキ科カバノキ属)ではないかと思う。


    昨年の残りの雄花と種子


    芽吹きの葉と芽


    先端部が雄花、葉と一緒に芽吹いているのが雌花ではないかと思う。ウダイカンバは少し珍しい木である。


    南アルプスが見渡せる展望地に出た。車を止めた道路はすぐ下にあった。

 残念ながら探索は失敗であったが、初めて歩く場所での探索はたいていこんなものである。目的の花には出会えなかったが、マツグミがこの辺りにも生育していることが分かった。もう少し離れた北杜市あたりにも生育しているのかどうか、歩く時には気をつけて上を見上げて歩いてみたいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開のアズマイチゲ 敷島カタクリロード  令和4年4月5日

2022年04月07日 | 里に咲く花
 2週間ほど前にも一度訪問しているが、アズマイチゲはまだ花芽が顔を出したばかりでほとんど咲いていなかった。そろそろ見ごろを迎えている頃ではないかと思う。うまくすればカタクリも咲いているかも知れない。


    予想した通り、アズマイチゲは満開になっていた。


    しかし、期待していたほど花数は多くは無い。咲き始めの頃はもっとたくさん咲いてくれるだろうと思ったのだが少ない。


    もう1ヶ所の群生場所を訪れてみる。こちらはだいぶ花が増えてくれたようである。


    満開のアズマイチゲ


    青空が広がり、陽を浴びて踊っているように見える。


    対岸のアズマイチゲもだいぶ増えていた。


    カタクリはほんの一部が咲き始めたばかりだった。


    花芽はたくさん出ており期待できそうだ。1~2週間後には咲いてくれそうである。


    これはイチリンソウの葉。


    この場所はカタクリとイチリンソウが共生している。うまくすれば両方咲いている姿が見られるかも知れない。


    イブキスミレはもうすぐ咲きそうな蕾を付けていた。


    アカネスミレはやっと咲き始めたところだった。

 アズマイチゲが咲きようやく春らしくなってきたカタクリロードである。カタクリが満開の頃に再訪できればと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モクレン科モクレン属の花 シデコブシ・モクレン・コブシ・タムシバ

2022年04月07日 | 花・花・花
 春に咲く白くて大きくて目立つモクレンの仲間は、良く目にするもののそれがモクレンなのか、コブシなのかはじっくりと観察したことが無い。庭木に植えられているのがモクレンで山の中に咲いているのがコブシ、くらいにしか見分けていなかったが、実際はどうなのだろうか?甲府駅北口にある山梨県立図書館の周辺道路にシデコブシと思わしき樹木が植えてあるのを見て、しっかりと見分けておきたいと思い、何ヶ所か撮影を行ってきた。

 まずは山梨県立図書館の街路樹のシデコブシである。撮影に出かけた日は仕事が終わった後の夕方でしかも天気は雨。花はもう終わりかけていたが、残った花を撮影してきた。


    山梨県立図書館の街路樹、シデコブシ。雨が降っていて濡れている。4月3日に撮影。


    シデコブシの花。もう終わりかけで痛んでいる。シデコブシは花弁が12~18枚あり、豪勢な花に見えるので判別し易い。


    これはピンク色のシデコブシだが、通常は白い花弁である。


    こちらが白いシデコブシ。


    ゴージャスは花である。

 次にモクレン。花が大きくて上に向いて花を咲かせるというイメージがある。紫色の花は見ればすぐにモクレンと分かるが白いシロモクレンは少し見分けにくい。


    シロモクレン。既に痛んで散り始めている。4月9日 南部町御堂で撮影。


    モクレンは花被片が9枚あり、いずれも大きい。散り始めてもコブシのように花弁はダラリと下向きには垂れ下がらないようである。


    これはあまり見かけない黄色いモクレン。


    大きな花弁(花被片)が9枚で立派な花に見える。

 次に判別が難しいコブシとタムシバである。まずは武田健康の森で見てきたコブシである。


    コブシ。低山から中山の山腹に生えているのは大部分がこれのようである。3月21日 武田健康の森で撮影。


    コブシの花。9個の花被片があるのだが、外側の3個は線状で小さくて目立たず、残りの6個が大きい。実質的に花弁が6枚のように見える。


    特徴的なのは花の下に1枚の葉が付くことである。


    山梨県立図書館北側に植えられていたもの。モクレンだと思っていたが、コブシと思われる。4月3日に撮影。


    モクレンの花被片(花弁)は9枚見えるはずだが、これは6枚しか見えず、コブシであろう。

 そしてコブシに良く似ているタムシバである。これはコブシよりも少し標高の高いところに生育しているらしい。撮影してきたのは黒富士農園である。


    タムシバの木。比較的大きくなる。3月31日 黒富士農園で撮影。


    タムシバ。山の上に咲いているものはまだ確認出来ておらず、今後は気をつけて観察してみたい。


    タムシバの花。コブシと同じく3枚の小さな花被片と6枚の大きな花被片から成り、実質花弁が6枚のように見える。


    コブシとの違いは、花の下に小さな葉が付かないことである。

 春に咲くモクレンの仲間の4種類はこれで区別が可能なのではないかと思う。これから咲くホオノキやタイサンボク、山梨県にあるかどうかは知らないオオヤマレンゲなどがモクレンの仲間であり、今後も観察して行きたいと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

咲き始めたスミレを散策 明野ゲンジロード  令和4年4月2日

2022年04月06日 | 山に咲く花
 3月21日にも訪問している明野ゲンジロードであるが、その時にはゲンジスミレが少しだけ咲きかけていた。約2週間が過ぎ、そろそろ本格的に咲き出しているのではないだろうか?探しているアマナの花も咲いているかも知れない。花仲間を誘って散策してみる。


    固い蕾だったシュンランはもうすぐ咲きそうである。


    このあたりはアカハナワラビの領域らしい。


    イブキスミレが咲き始めていた。


    イブキスミレの側弁には毛が生えている。


    色の濃いタチツボスミレ


    タチツボスミレの側弁には毛が無い。イブキか、タチツボか迷った時は側弁を見ると判別出来る。


    さらに色の濃いニオイタチツボスミレ


    側弁には毛が無い。唇弁の模様は網目状になる。タチツボスミレは普通網目は作らない。


    咲き始めのアカネスミレ


    アカネスミレの側弁には毛がある。


    そしてお目当てのゲンジスミレ


    そこそこに個体数はあり、花も咲いているが大株は見当たらない。


    ゲンジスミレは薄ピンク色、ないし少し青みがかったピンク色で、側弁に毛があり黄色の班がある。


    さて、問題のアマナ。


    たくさん葉を出しているのを見かけたが、花芽はひとつも発見出来なかった。

 ゲンジスミレを含めてスミレはまだ咲き始めたばかりである。見ごろを迎えるのは1∼2週間先になりそうである。アマナは花が見つからないものの、葉はたくさん確認出来たので、あと2週間くらいすると咲いている花が見られるかも知れない。再訪してみたいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハシナガカンスゲは探索失敗  令和4年4月1日

2022年04月06日 | スゲの仲間
 昨年も探索に出かけているが未だ見つかっていない(区別が出来ない)ハシナガカンスゲというスゲがある。カンスゲの仲間なので冬でも葉が残っているはずで、今年1月に下見に行き、葉ざわりが少し違うカンスゲの仲間を発見している。果たしてそれが探しているハシナガカンスゲなのかどうか?そろそろ花穂が出て小穂に花が咲いている頃だと思う。訪問してみる。


    これは渓谷沿いの岩壁に普通に生えているカンスゲ。大型である。


    カンスゲの小穂。先端部の雄小穂は大き目で下に付く雌小穂は細めである。


    こちらは林床の土の上を好んで生えるスゲ。昨年調べたところでは、ミヤマカンスゲと思われる。カンスゲよりやや小型で葉が柔らかい。


    先端部に雄小穂、下に雌小穂がつく。いずれもカンスゲよりは小型である。


    そしてこれが今年1月に見つけたカンスゲの仲間。葉の辺縁にザラつきがあり、葉の色が濃い緑色である。


    それなりの数があるのだが、ほとんどが鹿の食害を受けていて穂が出ていない。


    数少ないまともに穂が出た株。


    小穂を拡大して見ると、頂小穂と側小穂の形と大きさはほぼ同じくらい。いずれにも雄しべ、雌しべが出ている雄雌小穂である。

 ハシナガカンスゲではないかと期待していたスゲは雄小穂と雌小穂が分かれておらず、調べてみるとこれはコカンスゲのようである。残念ながらハシナガカンスゲでは無いことは確実である。時期を変えて、再探索に訪問したいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キバナハナネコノメと・・・シロバナノキバナハナネコノメ?  令和4年4月1日

2022年04月05日 | 渓谷
 毎年の恒例となりつつあるキバナハナネコノメを見に行ってみる。昨年白い花が見つかっており、おそらくはシロバナノキバナハナネコノメと思われるのだが、ハナネコノメとの区別がつかない。今年はしっかりと画像を撮って来たいと思っているのだが、画像判定では結論が出ないのではないかと思う。


    普通のキバナハナネコノメ。その名の如く黄色い。


    キバナハナネコノメの花


    側面から見る花


    すぐ近くに色の違うハナネコノメの仲間が生えている。これは薄黄色、ないし薄黄緑色の花の色をしている。


    花の形はほぼキバナハナネコノメと同じである。


    さらに真っ白なハナネコノメの仲間も咲いている。


    花の形はほぼ同じである。これはシロバナノキバナハナネコノメとして良いのかどうか?


    別株のこの花はハナネコノメソウと全く区別が出来ない。


    さらに黄緑色の花も見つかった。


    葯は黄色で少し違うような印象を受ける。

 花の色はまちまちであるが、全て同じ斜面に咲いており位置もあまり離れていない。おそらく、全てキバナハナネコノメの色違いのものか、色違いのさらに交雑したものではないかと思っているのだが、どうなのだろうか?形態や色を見ているだけでは結論は出ないのではないかと思う。最後は遺伝子を調べなければ分からないのではないだろうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪の降った身延山に登る  令和4年4月1日

2022年04月04日 | 山に咲く花
 前日から夜にかけて降った冷たい雨は山の上では雪だったようである。朝はまだ小雨が降っていて山の景色が見えなかったが、雨が止んで山が見えてくると中腹から上が雪化粧していた。身延山久遠寺に到着した頃には雨が止み、雪化粧した身延山が見えてきていた。山上はきっと綺麗な雪景色が広がっているのではないだろうか?花や木を観察しながらゆっくりと登ってみる。


    久遠寺のシダレザクラと雪化粧の身延山


    ピンク色の桜が咲いている。


    おそらくオオヤマザクラであろう。


    昨年登った時にこの花の解説を受けたような気がするが・・・すっかり忘れた。


    ツツジの仲間?それともウツギの仲間?次に花博士に会ったらまた聞いておこう。


    シャクナゲの花はもう散り始めていた。


    普通にありそうだが山梨県では比較的珍しい木、シキミ。


    シキミの花。薄黄色で地味な花だが、清楚感あふれる綺麗な花である。


    雪の積もったミツマタの花。このミツマタの花は大型だった。


    たぶんトウゴクシダ。ちらほらと見かける。


    これはあまり見かけないシダ、おそらくヒメイタチシダ。判別が難しく、間違っているかも知れない。


    鱗片の幅がやや広くて真っ黒である。


    一株だけカヤラン。固い蕾がたくさん付いている。


    雪の三光堂


    うっすらと雪の積もる参道


    山頂下の展望台から見る雪化粧の富士山。また白さが増した。


    思親閣。雪は解け始めていた。

 周回することも考えていたのだが、雪に埋もれていて花があまり見当たらず、ロープウェイを使って下りることにした。久しぶりに乗る身延山ロープウェイは新しくなっていて快適な乗り心地だった。平日なのにお客さんがたくさん居たことには少し驚いた。


    雪の中から顔を出しているこの花を期待していたのだが、見つけたのはこの1株だけだった。


    岩の下に咲いていた花。


    昨年は大当たりだったが、今年はあまり咲いていないようである。残念。

 身延山に咲く貴重な花は今年は少なく、また来年に期待したいと思う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだ葉を巻いているヒメウラジロ  令和4年4月1日

2022年04月04日 | シダの仲間
 石灰岩地を好むヒメウラジロ(イノモトソウ科)というシダは、冬期は乾燥から身を守るために葉を丸めて一見枯れてしまったように見える。3月中旬から下旬に何日か暖かい日が続き、雨や雪が降ったので湿度も上がり、そろそら葉を展開しているのではないかと思い様子を見に行ってみる。


    ノジスミレが咲いていた。


    ムスカリとスイセン。梅はそろそろ終盤である。


    ヒメウラジロ。まだ葉を展開しておらず、枯れたような状態になっている。


    他の草は枯れ落ちてしまっているがヒメウラジロの葉は残っている。


    岩の隙間に少しだけ青い葉のヒメウラジロが顔を出していた。


    青々と茂るのはまだだいぶ先になりそうである。


    今年こそは青々と元気に茂るヒメウラジロと富士山を写真に撮ってみたいと思っている。

 6月を過ぎた頃にまた訪問出来ればと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナネコノメが見ごろを迎える 黒富士農園  令和4年4月1日

2022年04月03日 | 渓谷
 毎年の恒例となっている黒富士農園のハナネコノメであるが、花仲間が見に行ってくれてもう咲いているとの情報をいただいた。さっそく訪問してみる。


    例年ならばこのシダレザクラが咲く頃に満開となるはずだが・・・


    ヤマエンゴサクは咲き始めたばかりだ。


    まだ満開にはなっていなそうだ。少し早過ぎたかと思ったのだが・・・?


    渓谷を遡上して行くと次第に花を咲かせたハナネコノメが多くなってきた。


    ほぼ満開に近いハナネコノメ


    毎年楽しみにしている大株。今年は少し花が少な目である。


    渓谷の流れに咲くハナネコノメ


    そして出会ったのが今年一番の大株2つ。


    左側が白いハナネコノメ、右がピンク色のハナネコノメである。お見事!


    ピンクのほうのハナネコノメ。ちょうど見頃である。


    今年も大いに楽しませてくれた渓谷に咲くハナネコノメ。


    農園に咲き始めていたこの白い花はコブシ?それともタムシバ?


    花の裏には葉が無い。コブシは1枚葉が付くらしい。おそらくこれはタムシバ(ニオイコブシ)であろう。

 今年のハナネコノメは上流側から咲き始めたようである。あと1∼2週間が見頃なのではないかと思う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

矢木羽湖(甲斐市敷島町)の桜と富士山  令和4年3月30日

2022年04月02日 | 番外編
 夕暮れが近付く午後4時半ごろ、山上の黄色い花園を楽しんで帰宅する途中、富士山が綺麗に見えていた。甲府市界隈の桜はちょうど今が見ごろである。ならば、まだ撮影に出かけたことがない矢木羽湖に立ち寄ってみよう。


    満開でちょうど見頃の矢木羽湖の桜


    これはシロモクレンだと思う。


    満開を過ぎて花は少し疲れ気味である。


    矢木羽湖は富士山と桜を見る名所である。それなりに訪問者がやって来ていたが、平日ということもあり駐車場が満車というほどでは無かった。


    矢木羽湖の桜と富士山


    満開の桜と富士山


    高台から見下ろす矢木羽湖と桜


    桜満開

 このような普通の風景写真はあまり撮り慣れていないのであまり得意ではないが、そろそろカメラ機材を担いで山上を歩くのも疲れる年ごろになってきたので、これからはこのような写真を撮る機会が増えてくるのではないかと思う。出来れば星や月を入れた写真など、一工夫入した景色を撮れたらと思う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山上のミチノクフクジュソウの花園  令和4年3月30日

2022年04月02日 | 山に咲く花
 山上の黄色い花園は昨年に比べると開花が遅れているのではないかと思う。しかし、すでに武田自神社の桜が満開となりコシノコバイモやカイコバイモも咲いている。そろそろ咲いているのではないだろうか?天候が悪いと花を開かない少し気難しい花なので空模様が心配だったが、お昼近くになると青空が広がり日差しが強くなってきた。きっと咲いているだろう。


    咲いている。黄色い花、ミチノクフクジュソウ。


    しかしまだ蕾が多い。


    7分咲きといったところだろうか。踏み込まないようにさっと撮って撤退。


    もう1ヶ所はちょうど見頃の満開になっていた。


    見事な黄色い花園


    山上のパラダイス


    薄黄色の花も数株あった。


    存分に楽しませていただいた。花にお礼を言って撤退する。

 天候が回復して日差しがたっぷりと降りそそぎ、花たちも喜んでいるように見えた。木々といい黄色い花園といい、本日は存分に楽しませていただいた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山上の花園を訪れるが、その前に樹木を観察  令和4年3月30日

2022年04月01日 | 樹木類
 朝はどんより曇り空が広がっており、山上の黄色い花園まで行くかどうか迷ったのだが、天気予報と雲画像を見るとお昼までには晴れてきそうである。出かけてみることにするが、現地到着までの林道沿いや登山道沿いに生えている樹木を見て回った。まだ葉が付いていないものばかり、かつ樹木に関してはほとんど素人なので、間違っていることが多々あると思うのでそのつもりでご覧いただきたい。


    林道脇にたくさん咲いていた桜の花。まばらに花が付いている桜はほとんどがこれだった。


    チョウジザクラ。たくさん生育していることが分かった。


    ひときわ目立つピンク色の桜


    これは何?


    美しくて上品なピンク色、花序には柄が無く、葉は単鋸歯のように見える。おそらくオオヤマザクラであろう。


    ダンコウバイ。花は黄色っぽくて花序に柄が無い。


    こちらは良く似ているアブラチャン。花は黄緑色。


    花序に柄がある。


    先日見てきたばかりの木。クロモジに似ているが花数が少なく大人しく見える。


    枝の色は灰褐色。これはカナクギノキ(クスノキ科クロモジ属)であろう。普通にある。


    これも先日見てきたばかりの木。


    花の先端に雌しべが飛び出しており、雌花しか無い木、ヤマコウバシ(クスノキ科クロモジ属)。これも普通にある。


    木の先に昨年の残りの黒い実が成っている。


    先端部を見てみると、下向きに垂れ下がっているのが雄花で、雌花が上向きに先端部に付いている。これはオオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)であろう。


    木の幹はヤシャブシのようには剥がれない。


    木の幹が細かく剥がれているこの木は何?


    ハンノキの仲間のようだが?


    トリーミング画像。たぶんハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)ではないかと思う。


    ヤナギの樹があった。まだ葉は出ていない。


    トリーミング画像。これはバッコヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)の雄花序と思われる。この1本しか見当たらない。


    幹は縦に縞が入る。


    林道脇の岩壁から横向きに生えていた木。これもヤナギの仲間であろう。


    さて、これは何?ヤナギの仲間は見分けるのがきわめて難しいと思う。


    これは少し珍しいシライヤナギではないだろうか?全く確信は持てず。見かけたのは2本だけだった。

 あっちを撮りこっちを撮りと、多大な時間を費やして林道と登山道を登った。樹木類はまだ全くの初心者なので知らないことばかり、どの木を見ても新鮮に見えるし、同じ科の木はどれを見ても同じに見える。頭の中は混乱しっぱなしであるが、楽しく歩くことが出来た。お昼を過ぎた頃にやっと目的地の花園に到着した。(続く)


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする