おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

クマゼミの襲来

2005-08-19 23:16:46 | 世間世界
 一昨日、連れあいが「ちょっとちょっと聞こえてこない、あのセミの鳴き声、最近聞くようになったんだけど。」台所の窓越しで耳を澄ます。残念ながら小生にはよく聞き取れなかった。
 「聞き慣れたミ~ン、ミ~ンじゃなくて、鼻の詰まった年寄りが、無理に声出している感じ」?小生にはとんとその鳴き声が分からなかった。
 そこで連れあい「ミ(濁点付き)~ン、ミ(濁点付き)~ン」と鳴いてみせる。確かにしわがれたような、無理に大声を出しているような感じ。「どうもあれはアブラゼミではないんじゃない」
 我が家のネコの額の程の庭の木にも、その下の百合の花の枝にも、時々セミの抜け殻を見かけることがある。つい最近は、やっと抜け出して、まだ殻から飛び立たない、まだ柔な感じのアブラゼミを見つけた。一種の感動ものだった。
 ついでに余計な発言「セミが、まだ半分くらいしか抜け出していない状態を何て言うか知ってる?」連れあい「?」小生「セミヌード」言った本人は得意げだったが、相手には無視された。
 近年、コンクリートばかりに囲まれて、暑いこと、暑いこと。以前は「月下美人」などは、よほど大事に育てないと、花が咲かなかった。近所で、丹誠込めて育てている方がいて、夜、その花が開くのを、近所のみんなで感動して鑑賞したことがある。今や、けっこう簡単に花が咲くという。
 「ブーゲンビリヤ」なども、最近はよく見かける。たしか熱帯の植物ではなかったか。植物なども、ずいぶんと暑い地方のものが簡単に手に入り、育てる事も易くなったらしい。
 そして、今度は、クマゼミ。実は、今までは耳にしなかったセミこそ「クマゼミ」であった。その名を今日の夜の、何処のチャンネルだったか、天気予報の解説者から聞いた。クマゼミは、大阪などに生息するセミらしい。鳴き方からして豪快なセミ。というか、耳には騒がしい声の持ち主。
 すると、あと10年もすれば、この辺りも、クマゼミの鳴き声ばかりなってしまうのか。いままでのミ~ン・ミ~ンと鳴いていたアブラゼミは、北の地方に追いやられるのか。
 自然界の生態も、大きく変わりつつあるのだ。いいか悪いかは別にして。確かに着実に亜熱帯化している東京ではある。
コメント
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