おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

選挙の争点の一つに中選挙区制の復活はどうか

2005-08-26 23:16:46 | 平和
 どこのTVや新聞を見ても、自民と民主の論戦が中心。その合間に、他の公明・共産・社民等が電話などで話をちょっと聞かれる。自民から分かれた政党(2、3つ?)は意外とマスコミに登場。
 公示されればそういうわけにいかないから、今盛んにやっているとも言える。しかし、そうしたマスコミの姿勢には、小選挙区導入によって自民・民主の二大政党制をめざす、という考えがしっかりとあるのだ。
 しかし、ブログを見てもそう簡単に二大政党に与するわけにはいかない、という意見も根強い。日本の政治風土の中で、小選挙区制(妥協の産物としての比例区はあるが)は適当かどうか、の検証も必要な感じがしてきている。自民(公明)に対して、野党が統一して候補者を立てる状況にはないからだ。
 それぞれが独自性を主張し、結果的には自民・公明連合を利することにつながるのも仕方がない、という状況に陥っているともいえる。最終的には、共産党も社民党も比例区での議席獲得を狙っているようだ。だからそのために、小選挙区にも候補者を立てるとしか思えない戦術だ。共産党の志位さんは、どこかの選挙区に立候補しているのかしら。それとも比例区だけ? このままでは両党とも全滅か壊滅的な状況になる、とマスコミも「死票」につながる投票を牽制して、結果的には二大政党論を強調している。たしかに相当多くの死票が出ることは事実だろう。
 しかし、まだまだこれらの政党を支持し・応援する国民もいる。言ってみれば、小選挙区制は、自民・民主に比べて少数ではあれ、そうした国民の意見を反映できるような選挙制度ではないということだ。
 公明党は、自民党に学会票を渡す代わりに、「小選挙区では自民党へ、比例区には公明党へと」自民党候補者に連呼させる方針をとる。前回の戦術に味をしめたのだろう、今回はもっとそれを徹底するようだ。そうしてみると、またしても共産・社民が、わりを食うことになりそう。
 この際、小選挙区制では本当の民意を反映できない、という事実をもとにして、今回の選挙で「中選挙区制の復活」を叫ぶ政党はいないのか。
 コイズミ劇場選挙の中で、ますます弱者切り捨て・少数意見切り捨てとなる政治をどうにかしなければならない、と真剣に思う。
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