藍染川は日暮里の高台、文京区側を流れていた谷田川(藍染本流)の氾濫防止として、西日暮里の京成高架線付近までトンネルで分水、排水路として大正7(1918)年に造られました。昭和35(1960)年に保健衛生上の問題などにより全面トンネル化され、現在は道路になっていますが、トンネルを流れる藍染川幹線は三河島水再生センターで下水処理をされ隅田川へ放流されています。
「藍染川」の終点。京成線・隅田川橋梁脇。
(さんより。)
「西日暮里の京成高架線付近までトンネルで分水、排水路として大正7(1918)年に造られました」とありますが、「東京都下水道局」のHPには、「大正2年、東京市下水道設計による最初の工事に着工(台東区龍泉二丁目付近)」とありましたから、このトンネルもかなり初期の頃に造られ、約100年の歴史を重ねていたことが分かります。
今年の下水道局のカレンダーに載っている、とのことでしたが、ひょんなことからそのカレンダーを入手しました。
(「2013年下水道カレンダー」より)
煉瓦のブロックで固められ、重厚な感じすらある内部のようす。他の写真も見応えのあるものでした。
6枚の撮影者は白汚 零(しらお・れい)さん。プロフィール(「jinbochogarou.com/shirao%20profile.html」)によれば、
1965年 高知県生まれ。
1989年 東京写真専門学校卒業。
スクール・オブ・ビジュアルアーツ(ニューヨーク)に全学費奨学生として入学。
1991年 芸術学士号(BFA)取得。
1991年 ヘリオギャラリー(ニューヨーク)主催国際写真コンペティション最優秀賞受賞。
1992年 帰国後フリーランスカメラマンとなる。
1999年 富士フォトサロン新人賞受賞。
2000年 上野彦馬賞日本写真芸術学会奨励賞受賞。
2010年 写真集「地下水道」上梓。
2010年 国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」受賞。
2011年 さがみはら写真新人奨励賞受賞。
個展・グループ展多数
とのこと。また
白汚零Ray Shiraoウェブポートフォリオ - So-net
(www014.upp.so-net.ne.jp/RayShirao/)
穴写真家、白汚零(しらお れい)のホームページ。下水道、鍾乳洞など穴があったら入りたい方はぜひお入りください。水道管や沖縄の亀甲墓の写真もあります。
と。
HPを訪れると、「胎内都市」「窟にて」「導管」「細道」「カミヌクー」というジャンル(?)ごとの写真が掲載されていました。まさに「穴」に徹底してこだわり、魅せられた(魅せようとする)写真家のようです。今まで接したことのない分野でした(そもそも写真という分野自体にも)。
「原点・自分探し」(ある意味での胎内回帰)をこうしたかたちで完結させようという表現方法とお見受けしました。
JR高架線の東側。このあたりからトンネルではなくなっていたようだ。「さくら水産西日暮里店」の店の横。「藍染川幹線」の上にお店があるような印象。このごついコンクリート製のものはかつての橋の一部?
横から見たところ。
その幅に沿って道路のようすが異なる。いかにも開渠だったころの名残り。
「藍染川」の終点。京成線・隅田川橋梁脇。
(さんより。)
「西日暮里の京成高架線付近までトンネルで分水、排水路として大正7(1918)年に造られました」とありますが、「東京都下水道局」のHPには、「大正2年、東京市下水道設計による最初の工事に着工(台東区龍泉二丁目付近)」とありましたから、このトンネルもかなり初期の頃に造られ、約100年の歴史を重ねていたことが分かります。
今年の下水道局のカレンダーに載っている、とのことでしたが、ひょんなことからそのカレンダーを入手しました。
(「2013年下水道カレンダー」より)
煉瓦のブロックで固められ、重厚な感じすらある内部のようす。他の写真も見応えのあるものでした。
6枚の撮影者は白汚 零(しらお・れい)さん。プロフィール(「jinbochogarou.com/shirao%20profile.html」)によれば、
1965年 高知県生まれ。
1989年 東京写真専門学校卒業。
スクール・オブ・ビジュアルアーツ(ニューヨーク)に全学費奨学生として入学。
1991年 芸術学士号(BFA)取得。
1991年 ヘリオギャラリー(ニューヨーク)主催国際写真コンペティション最優秀賞受賞。
1992年 帰国後フリーランスカメラマンとなる。
1999年 富士フォトサロン新人賞受賞。
2000年 上野彦馬賞日本写真芸術学会奨励賞受賞。
2010年 写真集「地下水道」上梓。
2010年 国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」受賞。
2011年 さがみはら写真新人奨励賞受賞。
個展・グループ展多数
とのこと。また
白汚零Ray Shiraoウェブポートフォリオ - So-net
(www014.upp.so-net.ne.jp/RayShirao/)
穴写真家、白汚零(しらお れい)のホームページ。下水道、鍾乳洞など穴があったら入りたい方はぜひお入りください。水道管や沖縄の亀甲墓の写真もあります。
と。
HPを訪れると、「胎内都市」「窟にて」「導管」「細道」「カミヌクー」というジャンル(?)ごとの写真が掲載されていました。まさに「穴」に徹底してこだわり、魅せられた(魅せようとする)写真家のようです。今まで接したことのない分野でした(そもそも写真という分野自体にも)。
「原点・自分探し」(ある意味での胎内回帰)をこうしたかたちで完結させようという表現方法とお見受けしました。
JR高架線の東側。このあたりからトンネルではなくなっていたようだ。「さくら水産西日暮里店」の店の横。「藍染川幹線」の上にお店があるような印象。このごついコンクリート製のものはかつての橋の一部?
横から見たところ。
その幅に沿って道路のようすが異なる。いかにも開渠だったころの名残り。
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