東京オペラシティ特別演奏会~真夏の夜の夢~ Tokyo Operacity Special Concert ~Midsummer Night's Dream~
「真夏の夜の夢」と訳すのはミスリーディングで、正確には「夏至の夜の夢」であり、この時期に演奏するのはちょっと違うという気がする(世界が完成する日(その6))。
とはいえ、私はこの曲が大好きなので、チケットを買って聴きに行った。
だが、これは普通の演奏会ではない。
中井貴惠さん(私くらいの世代にとっては実に懐かしい!)による「語り」と、二人のソプラノ&メゾ・ソプラノ歌手及び合唱団による「歌」が付いている。
つまり、管弦楽に「声」が加わっている。
この曲は、もともと戯曲「夏の夜の夢」の各場面に対応して作られているので、こういう「語り」や「歌」が有効なのである。
ちなみに、私の一番のお気に入りである「間奏曲」については、「森の中で恋人ライサンダーを探す貴族の娘、ハーミアの不安と憂い・・・」というナレーションがあり、普段思い浮かべているイメージとピッタリなのでひそかに嬉しくなった。
さて、「夏の夜の夢」(新潮文庫版)を読むと2時間くらいかかるだろうが、今回の演奏会のやり方だと、1時間足らずで音楽を聴きながらあらすじも理解することができる。
そういえば、エイフマン・バレエ『アンナ・カレーニナ』(全2幕)も、まともに読もうとすると2,3日くらいかかりそうな長編小説を約2時間に圧縮しているので、小説を読む時間がない人には便利なのかもしれない(但し、原作と登場人物の数からして違っているけれど・・・。)。
「真夏の夜の夢」と訳すのはミスリーディングで、正確には「夏至の夜の夢」であり、この時期に演奏するのはちょっと違うという気がする(世界が完成する日(その6))。
とはいえ、私はこの曲が大好きなので、チケットを買って聴きに行った。
だが、これは普通の演奏会ではない。
中井貴惠さん(私くらいの世代にとっては実に懐かしい!)による「語り」と、二人のソプラノ&メゾ・ソプラノ歌手及び合唱団による「歌」が付いている。
つまり、管弦楽に「声」が加わっている。
この曲は、もともと戯曲「夏の夜の夢」の各場面に対応して作られているので、こういう「語り」や「歌」が有効なのである。
ちなみに、私の一番のお気に入りである「間奏曲」については、「森の中で恋人ライサンダーを探す貴族の娘、ハーミアの不安と憂い・・・」というナレーションがあり、普段思い浮かべているイメージとピッタリなのでひそかに嬉しくなった。
さて、「夏の夜の夢」(新潮文庫版)を読むと2時間くらいかかるだろうが、今回の演奏会のやり方だと、1時間足らずで音楽を聴きながらあらすじも理解することができる。
そういえば、エイフマン・バレエ『アンナ・カレーニナ』(全2幕)も、まともに読もうとすると2,3日くらいかかりそうな長編小説を約2時間に圧縮しているので、小説を読む時間がない人には便利なのかもしれない(但し、原作と登場人物の数からして違っているけれど・・・。)。