憲法の土壌を培養する 木庭顕、ある人文主義者の肖像――「法律時報」誌上における蟻川・木庭・樋口三氏の鼎談に接して……足立治朗
「無作法の段は重々承知しながらも、最初に筆者が一読者として抱いた率直な感想を述べさせていただくならば、そのような企画は直ちにとりやめて、木庭氏はローマ法学の地味豊かな土壌へと帰農なさるのが最上ではなかろうか。ーー勿論筆者がそのように感ずるのは、憲法学にとっての木庭氏が議論の有意義な対手となりえないからではなくて、まったく逆に、木庭氏にとっての憲法学がそうなりえないように思われるからなのだけれども。」(p183)
・・・といった調子で、木庭先生を主たるターゲットとしつつ、樋口・蟻川両先生もやり玉に挙げて、容赦ない批判が続く。
具体的な内容については、本書を読んでいただくのが一番よいと思うが、それにしても、こんな文章を書く学者がいたとは!
「無作法の段は重々承知しながらも、最初に筆者が一読者として抱いた率直な感想を述べさせていただくならば、そのような企画は直ちにとりやめて、木庭氏はローマ法学の地味豊かな土壌へと帰農なさるのが最上ではなかろうか。ーー勿論筆者がそのように感ずるのは、憲法学にとっての木庭氏が議論の有意義な対手となりえないからではなくて、まったく逆に、木庭氏にとっての憲法学がそうなりえないように思われるからなのだけれども。」(p183)
・・・といった調子で、木庭先生を主たるターゲットとしつつ、樋口・蟻川両先生もやり玉に挙げて、容赦ない批判が続く。
具体的な内容については、本書を読んでいただくのが一番よいと思うが、それにしても、こんな文章を書く学者がいたとは!
多くの研究者や学生が読むだろうし、後々まで残る書籍になるだろうに。
・・・読後には、「ヤバイよヤバイよ」という言葉しか出てこないのである。
・・・読後には、「ヤバイよヤバイよ」という言葉しか出てこないのである。