相手方弁護士を“誹謗中傷” 仙台弁護士会の男性弁護士を業務停止“15日”
「民事訴訟の相手方の弁護士を誹謗中傷したとして、仙台弁護士会は22日までに、所属の男性弁護士を業務停止15日の懲戒処分としました。・・・
仙台弁護士会によりますと井上弁護士は2020年10月、民事訴訟の被告側弁護士として活動する中で、裁判所に提出する書類に、相手方の弁護士を誹謗中傷する内容を記載しました。」
私の記憶では、相手方当事者について「極悪非道」うんぬんと準備書面に書いて戒告を受けた弁護士がいたはずである。
そのとき私は、その程度で懲戒対象になるというのは意外だと感じた。
なぜなら、「笑止千万の主張である」、「このような主張は法的には無意味であり、本件の審理においては無視すべきである」などと書き連ねる相手方代理人を見たことがあり、そのときは「誹謗中傷」などとは感じなかったからである。
普通に業務をしていても、激しい対立のある事案だと、「批判」と「中傷」の境目が微妙なこともある。
特に家事事件では注意が必要で、例えば、「日常的なDV」くらいならよいが、「サディズム的傾向」となると、「中傷」に近づく。
やはり、「事実を淡々と書く」という基本姿勢が重要なのだろう。
「民事訴訟の相手方の弁護士を誹謗中傷したとして、仙台弁護士会は22日までに、所属の男性弁護士を業務停止15日の懲戒処分としました。・・・
仙台弁護士会によりますと井上弁護士は2020年10月、民事訴訟の被告側弁護士として活動する中で、裁判所に提出する書類に、相手方の弁護士を誹謗中傷する内容を記載しました。」
私の記憶では、相手方当事者について「極悪非道」うんぬんと準備書面に書いて戒告を受けた弁護士がいたはずである。
そのとき私は、その程度で懲戒対象になるというのは意外だと感じた。
なぜなら、「笑止千万の主張である」、「このような主張は法的には無意味であり、本件の審理においては無視すべきである」などと書き連ねる相手方代理人を見たことがあり、そのときは「誹謗中傷」などとは感じなかったからである。
普通に業務をしていても、激しい対立のある事案だと、「批判」と「中傷」の境目が微妙なこともある。
特に家事事件では注意が必要で、例えば、「日常的なDV」くらいならよいが、「サディズム的傾向」となると、「中傷」に近づく。
やはり、「事実を淡々と書く」という基本姿勢が重要なのだろう。