Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

求償

2018年02月18日 07時42分42秒 | Weblog
市賠償の半額分支払い、元顧問に命令 バスケ部生徒自殺
 「大阪市立桜宮高校バスケットボール部の男子生徒が顧問だった男性から暴行を受けて自殺した問題で、市が遺族に支払った賠償金の半額を元顧問の男性に求めた訴訟の判決が16日、大阪地裁であった。元顧問は反論しておらず、長谷部幸弥裁判長は請求通り4361万円の支払いを命じた。公務員の賠償責任を被害者・遺族が直接問うのは法的に困難ななか、生徒の両親は今回の判決が教育現場の暴力の抑止力になれば、と望んでいる。」

 国家賠償法1条は1項は「、「国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によつて違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる。」と定めている。
 これは、公務員個人が不法行為を行った場合における国又は公共団体の代位責任を認めたもので、公務員個人の賠償責任を否定する根拠ともされている。
(国家賠償法1条2項は、「前項の場合において、公務員に故意又は重大な過失があつたときは、国又は公共団体は、その公務員に対して求償権を有する。」と規定するが、桜宮高校の事件は、この条項に基づいて、市がバスケットボール部の顧問に対して求償したという事案のようである。)
 ときどき、パワハラやセクハラの事案で、被害者の方から、「上司個人を訴えたい。ただし、仕事はやめたくないので会社は訴えたくない。」という相談を受けることがある。勤務先を秘匿して相談する方の中には公務員の方もいるので、そのような場合には、「あなたは公務員でいらっしゃいますか?」と確認する必要がある。
 
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返済力

2018年02月17日 08時00分26秒 | Weblog
早稲田vs慶應 奨学金の延滞人数は早大が慶大の3倍
 「早稲田と慶應は学生数など大学の規模はほぼ互角、偏差値や有名人気企業への就職率で私大トップを争う。しかし、奨学金受給者で卒業後5年間(貸与終了後5年間)の延滞者数(※延滞3か月以上の者の人数)を比べると慶應は52人なのに対し、早稲田は3.4倍も多い180人にのぼる。
 奨学生1人あたりの卒業時の平均受給額は約343万円(有利子タイプ)であり、その大半の返済が滞っていると仮定すれば“滞納総額”は早稲田OBだけで、6億円にのぼる計算になる。早慶のOB間で奨学金の「返済力」にそれだけの大差があることを示している。」

 今では、奨学金返還請求事件という類型の訴訟は珍しいことではない。
 若者の貧困が最大の原因だと思うが、1000万円近く貸し込むケースもあるようだから、審査が甘いというのも否定できないだろう。
 さて、早慶では「返済力」に差があるということだが、イメージどおりである。
 ちなみに、慶応は内部進学率が早稲田より1割程度高いから、経済基盤が強固な家庭の子女も多いのだろう。
 
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閉め忘れ

2018年02月16日 07時05分43秒 | Weblog
電車で下半身露出の巡査に罰金30万円 「チャック閉め忘れただけ」と控訴へ
 「判決によると、永島被告は28年10月31日、千葉市内を走行する内房線の座席に座り、ズボンのチャックを開け、下半身を露出させた。
 弁護側は「ズボンのチャックを閉め忘れたにすぎない」と無罪を主張しており、閉廷後、被告の弁護人は控訴する方針を示した。」

 何度読んでも理解が難しい事件である。
 チャックを「閉め忘れ」ると、下半身が「露出」するというのは、ノーパンだったからとしか考えられない。
 その辺を説明してくれる記載がないと、弁解の合理性も判断できないはずである。
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週3回

2018年02月15日 07時58分55秒 | Weblog
カジノ入場、週3回まで=実施法案で調整―政府・自民
 「政府・自民党の検討案では、入場について「連続する7日間で3回まで」と「連続する28日間で9~11回まで」の両方で制限する。カジノの入場には個人番号カード(マイナンバーカード)の提示を義務付け、回数を厳格に把握できるようにすることを検討している。」

 ギャンブル依存症と言えば、あのドストエフスキーも克服できなかった強力な依存症である。
 政府は、入場回数制限で対処しようと考えているが、これだと、マイナンバーカードの偽造がはやる予感がする。
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オリンピック後

2018年02月14日 07時53分36秒 | Weblog
五輪後は大不況となり移民受け入れの扉が開く
 「2020年が過ぎると、大不況になる可能性が高い。膨大なカネを費やす東京オリンピックが終わって、公共事業が止まり、東京都内にまで少子化が及んで空き家だらけになる。」
 「まず医者が猛烈に余る。医者ほど潰しの利かない職業はないから、困った医者たちは患者を作ろうとする。健康な人に対しても「危ないですよ」とあおり、病人扱いしようとするおそれがある。」
 「不動産価格は暴落する。相続税対策で買った高層マンションには借り手がいなくなり、ものすごいたたき売りに遭うだろう。」

 オリンピック後、首都圏のマンションが空き家だらけになることは、おそらく不動産業界の人たちでもわかっているだろう。明らかに需給がバランスを欠いているからだ。
 だが、「医者が猛烈に余る」というのはどうだろうか。
 堺屋氏は医者嫌いなのかもしれないが、高齢化が一層進んで、「社会的通院」が増えるだろうし、介護施設等の圧倒的な不足もあり、自宅と病院とを行き来する高齢者が増えるという予想の方が、むしろ現実的なように思われる。
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位置情報

2018年02月13日 08時05分21秒 | Weblog
「長時間労働」遺族が労災申請、スマホの位置情報記録根拠に
 「「スマホのグーグルマップのタイムラインというのが、彼がお店に着いた時刻、店を出た時刻を自動的に記録している。いわばスマホに残した遺言みたいなものですね」(遺族の代理人 松丸正弁護士)」

 実労働時間について使用者側が虚偽の主張を行っているケース(ひどいことだが、タイムカードを上司が管理して定時に合わせて打刻していたケースもある。)では、それを覆すため、パソコンのログオン・ログオフの記録や入出館簿などを証拠として収集することになる。
 ところが、これらは労働者側が保有していないものなので、集めるのが結構大変だし、ログオン・ログオフの記録は膨大なものになることもあるらしい。要するに、使い勝手が悪い。
 上に挙げた事件の代理人は、「グーグルマップのタイムライン」に目を付け、これを実労働時間の立証に用いたようである。
 これは、労働者・労働者側代理人にとっては大きなヒントになると思う。
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内部犯行

2018年02月12日 07時58分14秒 | Weblog
中央署盗難 会計課の鍵に複製か

 当初から内部犯行説が濃厚とされてきたこの事件は、いまだに犯人を特定できていない。
 その理由の一つが、会計課のカギが複製されていた可能性があるということである。これによって、捜査対象が広がっているのだという。
 だが、会計課の入り口や金庫の前などにビデオカメラを設置していなかったのか、素人でも気になるところである。
 まさか、警察内部の人間は犯罪を犯さないという「性善説」に立っていたのだろうか。
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原作に忠実であること

2018年02月11日 09時26分40秒 | Weblog
椿姫 (ノイマイヤー版)
 「アルマンはマルグリットへの当てつけに、愛してもいないオランプと付き合い、ことさらに親しく振舞って見せるが虚しさだけが募っていく。一方で毅然と振舞い続けていたマルグリットも耐え切れなくなり、病苦をおして一夜だけアルマンの元を訪れる。」

 実はここが重要なくだりで、これをヴェルディはオミットしている。
 この点について、ノイマイヤー氏は、「ヴェルディがこの心打たれる状況に曲をつけなかったことは、私には全く理解できなかったことです。」と批判する。
 「アルマンとオランプ」は、その後も「風と共に去りぬ」における「スカーレットとチャールズ」(これは当てつけが結婚に至るというもので、「椿姫」の変奏だろう。)のように、繰り返し出てくる重要なテーマなのだった。
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記録公開

2018年02月10日 08時31分14秒 | Weblog
佐川国税庁長官は完全“アウト” 昭恵夫人は? 財務省がメールなど300ページ以上の新規文書を公開〈dot.〉
 「「財務省が公表した一連の資料で佐川氏の”虚偽”答弁は明白です。森友事件で大阪地検に近畿財務局の資料は押収されているので、逃れられないと判断し、自発的に出したのでしょう。与党は昭恵夫人に飛び火しないよう、国会に佐川氏を呼び、幕引きを図るシナリオも考えているようです」(霞が関関係者)」

 財務省は、交渉記録は破棄されたが、法的検討記録は残っていたと説明しているようだが、そうであれば、これが文書管理の基準に則った処理であることを示す必要があるだろう。
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公と私

2018年02月09日 07時37分19秒 | Weblog
ホワイトハウス秘書官、元妻2人への虐待疑惑で辞任 トランプ氏側近
 「ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の側近の一人、ホワイトハウス(White House)のロバート・ポーター(Rob Porter)秘書官が7日、離婚した元妻2人に家庭内暴力を振るっていたとの報道を受け、辞任した。」
 「ケリー首席補佐官は、虐待疑惑について「衝撃を受けた」との声明を発表。「米国社会には家庭内暴力が容認される余地はない」と述べた。」

 どこの職場の上司にも、「部下にはメチャクチャ厳しいが、家に帰ると優しいパパ」という人がいるはずだ。
 これとは逆に、職場では「人格者」と評価されながら、家では酒を飲んで家族に当たりまくる人もいる。
 人間のペルソナ(外的側面)と内的側面との間には乖離があるのが普通といってよいが、この件をみる限り、アメリカは、公的な場面においても人間の内的側面を重視するようだ。
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