Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

逮捕されない

2021年08月21日 06時30分24秒 | Weblog
ドアスコープ越し盗撮疑いで42歳男を逮捕 京都府警
国会トイレで女性盗撮疑いの経産省職員を書類送検 「待ち伏せした」

 普通に考えると、後者の方が大胆な手口であり、逃走しているので犯行後の情状も悪いが、なぜか逮捕されていない。
 これだと、「上級国民」という身分が存在するという指摘があってもおかしくない。
 ちなみに、レターパックで現金を送らせる「現金送付詐欺」の事案で、被害者が警視庁に相談したところ、「刑事事件ではなく民事事件です」という理由で弁護士会の法律相談を勧められ、私が民事訴訟を受任したのだが、しばらく後で、山口県警が加害者を詐欺容疑で逮捕したというものがあった。
 逮捕する・しないの判断は、警察によってもかなり違うわけである。
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若手とベテラン

2021年08月20日 06時30分48秒 | Weblog
80歳弁護士、依頼者に「救いようのない支離滅裂な人間だ」とメール…懲戒処分に当たらないと主張
 「42歳の弁護士は2018年5月~19年3月、弁護士資格を有しない法人と提携し、自身が依頼者から得た報酬約3000万円のうち、少なくとも約1854万円を同法人に支払うなどした。また、80歳の弁護士は13年8~10月、不動産の所有権を巡る訴訟の依頼者に対し、事前に合意していた報酬の増額を繰り返し求めたり、「救いようのない支離滅裂な人間だ」などと非難するメールを送ったりしたとしている。

 説明が短いので断定はできないけれど、42歳の弁護士の非弁提携の動機は当然お金であるし、80歳の弁護士も「事前に合意していた報酬の増額を繰り返し求めた」とあるから、やはりお金が原因と思われる。
 若手の非弁提携について、経済的基盤の弱さが背景にあるのは間違いない。
 他方、高齢なのに引退せず、不祥事を起こす弁護士の中には、「(バブル期に)借金を抱えており返済が終わっていない」などという人が結構いる。
 金銭がらみの不祥事の原因は、若手とベテランとでは違うことが多いようである。
 
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認知症を巡る争い(2)

2021年08月19日 06時30分07秒 | Weblog
ブリトニー・スピアーズが成年後見制度を受けている理由は認知症だから!? ジャーナリストが新情報を明かす
ブリトニー・スピアーズ、父親が成年後見人から辞任へ。

 ソフォクレスが息子から「父は認知症」と指摘されて起きた認知症を巡る争いとは逆に、ブリトニー・スピアーズは、父親から「娘は認知症」という理由で成年後見制度の適用を受けていたようだ。
 だが、記事を見る限り、彼女は認知症ではなく、別の病気であるような気がする。
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追加キャスト

2021年08月18日 06時30分04秒 | Weblog
第16回 世界バレエフェスティバル キャスト
※サラ・ラム、タマラ・ロホ、ディアナ・ヴィシニョーワ、デヴィッド・ホールバーグ、イサック・エルナンデスは、出入国時の規制の影響を受け、出演を見合わせることになりました。(2021/7/31)

 コロナ禍で開催される世界バレエフェスティバルだが、イギリスなどからの出演予定者の辞退が相次ぎ、ピンチかと思われた。
 だが、追加キャストが発表され、少し安心する。
 追加キャストは、金子 扶生、エカテリーナ・クリサノワ、スヴェトラーナ・ザハロワ及びウラジーミル・シクリャローフの4人。
 中でも、ザハロワの名前が挙がったので、観客の間でちょっとした衝撃が走ったはずである。
 ザハロワは、宮崎国際音楽祭で来日しており(ザハロワ、レーピン夫妻が共演へ 宮崎国際音楽祭)、これに主催者は目を付けたのだろう。
 やはり、「世界一のバレリーナ」のオーラは物凄い。
 「瀕死の白鳥」の演技の後で微笑むザハロワを見ていたら、なんだか既視感を覚えた。
 顔が、「ざくろの色」のソフィコ・チアウレリそっくりだったのである。
 やはり、この世ならぬものは似て見えるということなのだろうか?
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20年後

2021年08月17日 06時30分12秒 | Weblog
After two decades and billions spent, Afghan government collapses as Taliban takes Kabul(USA Today)
"Still, analysts predicted that history would view the U.S. invasion of Afghanistan as a failure.
“On Day One, we go in, and the Taliban is in charge. Twenty years later, the Taliban is back in charge,” said Jack Weinstein, a former Pentagon official and expert on international security.
“I don’t know how you couch that as a victory,” he said.
"
だが、アナリストたちは、歴史はアメリカのアフガン侵攻を失敗と見るだろうと予言する。
『我々がアフガンに入った最初の日、タリバンは国土を支配していた。20年後、再びタリバンが支配している』と元ペンタゴン高官で国際安保の専門家であるジャック ウェインスタインは言う。
『どうしたらこれを”勝利”といえるのか、私には分からない』
」(拙訳)
 
 国務長官は、「これはサイゴン(ヴェトナムからの撤退)とは違う」と強弁しているが、ウェインスタイン氏が指摘するとおり、どう見ても失敗だろう。
 強度に軍事化された地域を軍事力によって非軍事化したとしても、その状態が永続的なものとはならないことの歴史的な例が、また一つ増えただけなのかもしれない。
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最高裁と国会(2)

2021年08月16日 06時30分45秒 | Weblog
成城大学・町村教授のツイッター
 「田丁木寸 @matimura 8月12日
岡口判事の職務停止決定。
裁判官弾劾法39条の要件解釈適用の実例だが、その理由が示されなければ、相当性をどのような意味に解釈し、岡口判事がその要件にどうして該当するのか明らかとならず、しかも不服申立ての余地も異議の余地もない。
これでは暗黒裁判そのものだ。


 この決定の手続は、まさしく「暗黒裁判」というしかない。
 最高裁と国会でも触れたが、私見では、最高裁に圧力をかける、あるいは取引材料にしようと目論んでいる議員さんが結構いるのではないかと感じる。
 この点、弾劾裁判所の裁判員に、阿部知子(立憲民主党)、泉健太(同)、鉢呂吉雄(同)、古賀之士(同)、片山大介(日本維新の会)という野党議員が含まれていることを意外に感じる人もいるのではないだろうか?
 だが、「始まりは民進党?」で指摘されたとおり、もともと野党議員がイニシアティヴをとっていたようなのだ。
 
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猛獣使い

2021年08月15日 06時30分59秒 | Weblog
張本勲氏“謝罪文”に「関口宏限界説」の隠しメッセージ サンモニ終了の序章か
 「TBS内で注目されているのは、「本来であれば番組内で対応すべきでした」という一文だ。これを読む限り、ごく当たり前のことを書いているだけに思われるが、決してそうとは言い切れない。
「『番組内で対応すべきだった』と書いてありますが、いったい誰がすべきだったのか?ということには触れていません。当然、制作スタッフにも責任はありますが、蔑視発言の最中に張本さんとやり取りをしていた関口さんの責任を暗ににおわせているのではないか、と局内では言われています」


 かねてから張本氏の危険な発言がメディアで取り上げられていたことは周知のとおり。
 記事は、関口氏は、MCとして、出演者による不適切な発言の訂正等を行うことが求められていたと指摘する。
 張本氏の危険発言はある程度予測されていたから、関口氏は「猛獣使い」の役割を担っていたわけである。
 ところで、問題の発言だが、これを例えば、「人間がお互いの顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」と変えれば、おそらく問題視されることはなかったと思う。
 宗教的信条に基づいて格闘技を忌避することは正当なこととされているし、ボクシングで亡くなるケースもあるのだから、「こんな競技は好きではない・見たくない」という人がいてもおかしくはないのである。
 
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有用性(2)

2021年08月14日 06時30分58秒 | Weblog
メンタリストDaiGo「ホームレスの命はどうでもいい」と差別発言。炎上後も「辛口だから」と言い訳
 「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、あの、猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人生きてても僕べつに得しないけどさ、あの、猫はさ、生きてれば僕得なんで。

 DaiGo氏は、自身にとって「得」かどうかという観点で人間・動物の命をはかっている。
 つまり、有用性(効用)を重視する思考をとっているわけである。
 この思考を、世間一般は批判しているわけだが、個人的にはやや違和感を感じる。
 なぜなら、人工妊娠中絶=胎児の命を奪うかどうかの判断においては、「経済的な余裕がない」という理由がトップにあがっているからである。

中絶の実態 「胎児に申し訳ない」 受ける女性の思い
 「「最初の人工妊娠中絶手術を受けることを決めた理由(女性)」(表2)を見ると、「経済的な余裕がない」(24・3%)、「身体が妊娠・出産に耐えられない」(2・9%)という理由のほか、「相手と結婚していないので産めない」(24・3%)、「自分の仕事・学業を中断したくない」(8・6%)などもありました。それぞれに深刻な事情があることがわかります。

 この社会は、実際には、経済的な理由で命を奪うことを許容しているとみることも可能なのだ。
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同じ構図

2021年08月13日 06時30分22秒 | Weblog
取材レポート「真実を知るためなら、何でも行う」―ウィシュマさんについての「最終報告書」は何が問題か
 「最終報告書に記載されている中でも、入管のいびつな収容のあり方を端的に表しているのが、ウィシュマさんの仮放免を不許可にした理由だ。「一度、仮放免を不許可にして立場を理解させ、強く帰国を説得する必要あり」などという記載があるが、10日の記者会見で代理人の指宿昭一弁護士は、「長期収容による身体的、精神的苦痛を与えて、意思を変えさせることを“何が悪いのか”と開き直っていますが、これは拷問です。拷問していることを入管は認めている」と強く語った。髙橋済弁護士も、「閉じ込めて音を上げさせて帰らせる、というマインドから抜け出さない限りは、日本社会は“先進国”と肩を並べるような状況にはたどり着けないでしょう」と指摘する。
 「国や政府という大きな構造が、いつしかその組織体の保身を最優先するようになり、個人の命が切り捨てられていく――こうした構図はウィシュマさん、赤木俊夫さんの事件に限らず、今の社会が抱える深刻な病としてこの国に蔓延ってはいないだろうか。煌びやかな祭典や為政者の上滑りする言葉の影で、孤独を抱えた誰かが密室でひっそりと殺されていく社会は、果たして本当に私たち一人ひとりが幸せに生きられる社会なのだろうか。

 国家による「拷問」は、もちろん許されないことであるが、これを組織ぐるみで隠蔽し正当化しようとする構図は、赤木俊夫さんの事件と共通している。
 「国や政府」に限らず、集団がその存続のために個人を切り捨てる(時にはその命を奪う)現象は、古今東西でみられるが、その根本原因を究明しようという作業が、とりわけ日本では遅れているようだ。
 何しろ、法務省がこうした集団の筆頭に挙げられるほどだから。
 合掌。
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7割、9割

2021年08月12日 06時30分59秒 | Weblog
官僚も憤る電通「中抜き」の構図 源流にあの「官邸官僚」と民主党時代の決定
 「「前田さん」とは、持続化給付金を所管する中小企業庁の前田泰宏長官のことだ。前田氏は、給付金の支給遅れなどの問題に加え、米国出張中の2017年に「前田ハウス」と名付けたシェアハウスでパーティーを開き、そこに電通社員も参加していたことで、国会で野党の集中砲火を浴びていた。
だがこの官僚は、実際に電通とパイプを持ち、持続化給付金を含む新型コロナウイルス絡みの経済対策を取り仕切るのは、別の「大物」官僚だと証言する。一体それは誰なのか――…

私が電通に製作費”7割中抜き”され企画を握り潰され、濡れ衣着せられクビにされた実話
 「当時、任天堂の主力家庭用据え置きゲーム機だった「ニンテンドー64」は、ソニーの「プレイステーションシリーズ」に大きく水をあけられていました。任天堂の株価も下がり、同時に番組の視聴率も伸びず最悪の暗黒時代でした。山内社長の息子は「ジュニア」とアダ名がつけられ、電通で働いていた縁もあったため、任天堂から電通関西は製作費を受け取り、そこからわれわれに予算が配分される仕組みでした。そういう背景から、「極力お金掛けない番組づくりを」といつも電通から言われていました。

 今年の流行語は、どうやら「中抜き」になりそうな勢いである。
 家賃給付金詐欺は犯罪であるが、「中抜き」は、7割であれ9割であれ、世間からどんなに非難されようとも合法であるし、同様のやり方は政・官・財の至るところでみられる。
 近代国家に非ずでも指摘したが、国庫は「中抜き」を得意とする集団の最大のターゲットであり、これを適切に差配すべき立場にある政治家又は官僚が、合法的な手段でこれを自らの懐に入れてしまう現象は、どこの国でもみられることである。
 もちろん、巨大な私企業の持つ資金も、ターゲットの一つである。
 注目すべきは、「中抜き」を狙う集団が、相手方(集団)を取り込む手段として、血縁関係を利用している点である。
 政・官・財のあらゆる場面で、政治家・官僚・起業家の御曹司/御令嬢が、この種の échange に利用されている。
 かくして、多くの集団に「イエ」の諸要素が転写されてしまうのである。
 

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