パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ガンバは、ひところのジュビロに似ている

2007年06月23日 21時43分06秒 | Weblog
現時点での優勝の資格ありは圧倒的にガンバ
今日、レッズVSエスパルス ガンバVS FC東京をテレビ観戦しての印象

FC東京の最初の2得点にもかかわらず、なんだか偶然上手くいっただけで
そのまま勝つ事はないどころか、
これで勝ってしまってはいけないんじゃないのか
とさえ思ったFC東京の覇気のなさだった
1対1の戦い 出足 ルーズボールの処理 そんな基本的なところが
全然違った
勿論、明神、橋本のボランチが効果的に機能し
遠藤、二川のテクニシャンが相手を翻弄し
マグノ、バレー、播戸がFWらしい活躍を見せ
シジクレーが最終ラインをまとめて
2失点したもののハンディキャップマッチくらいの横綱相撲だった

今のガンバは全盛期のジュビロくらいの強さがある
藤田、名波、服部、中山、田中、鈴木でドンドン勝ち進んだ
あの頃のジュビロに似ている
ボールキープ率もコンビネーションの円滑さも
本当に印象としてはよく似ている

それにしてもガンバは上手い選手が多い
試合中パスのコースが多いというだけでなく
一人一人の足もとの技術が優れている
それは上手く勝ち進んでいるからそのように思えるのか
それとも、そのベースがあるからこそ勝ち進んでいるのか
わからないが、見ていても楽しいサッカーだ

ところで不意に思ったのだが
ガンバにマグノが入って得したのは、得点パターンが豊富になっただけではなく
一緒に練習する事によってボールの持ち方、身体の入れ方を
真似できる機会が多くなった事ではないのか
それは丁度アントラーズにビスマルクが入って、
小笠原が彼の良いところを身につけたのとよく似てる
(残念なのはグランパスはストイコヴィッチは上手すぎて誰も真似ができなかった)

一方レッズとエスパルスの試合はミスの多いゲームだった
上位チーム同士にもかかわらずハイレベルの戦いというより
結果重視の戦いのようだった
エスパルスはいつものパスワークが見られず
レッズも勝ったけれど相変わらず勝っただけのゲーム

それにしても時々思うのだが、
日本のサッカーは早すぎるのではないのか?
言い換えれば、あわて過ぎではないのか
日本人の特徴はアジリティーにあるとしても必要以上に
全てが早くて、そのせいで正確性がないがしろにされている気がしてならない
それは高校選手権でも時に見られるシーンで
もうちょっと早いところ、ゆっくりするところの
メリハリを付けた方がいいのではと思う
これはもしかしたら外国のサッカー中継がヨーロッパに偏っているからかもしれない
(常にハイテンションのイングラド プレミアリーグ
最短距離で得点シーンに結びつけたがるセリエAなど)
ブラジルの、時にはチンタラした、
しかし、一人一人がしっかりした技術を持った細かな見所の多いゲームを
もっと日本人は謙虚に見るべきではないか

またまた話が逸れてしまったが
今のガンバはそう簡単には、(ケガ人が出てくるとかしない限り)
大崩れはしないだろう
彼らと戦うには
今日のように半信半疑で戦ってはダメだ
超攻撃的でくるなら打ち合いに持っていくくらいの気持ちでないと
戦う前から負けてしまうような気がしてしまうが
これは素人の甘い見方かな?

コメント
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