メッシの怪我は幸い打撲で済んだようで
次の試合には出られそう
ということで、年間ゴール数も
あのゲルト・ミューラーの85点を超える可能性が出てきた
しかし、ここで素朴な質問
72年のミューラーの試合数は何試合だったのだろうか?
メッシは今までで60試合?
ミューラーの時代はこれほど試合数はなかったんじゃないかな
だからと言って、メッシの株が下がるわけでもない
現在のように時間とスペースのないサッカーで
これだけの数字を上げるのはやはり驚異
しかし、今日の話題はミューラーについて
なんといっても凄いのはドイツ代表の試合62試合位で68ゴール
つまり1試合1点以上
それ以外ではブンデスリーガ427試合で365ゴール
欧州クラブカップ74試合で66ゴール
ちょっと信じられない得点効率だ
実はこのミューラーの現役時代をドイツで見たことがある
正式な試合ではなく、自分が泊まったユースホステルの地域の消防団と
バイエルン・ミュンヘンとの親善試合でのこと
最初、消防団がどういう訳か1点先制してしまった
(お情けの手抜き?)
しかし、それからが凄かった
そのあと直ぐ様キックオフから相手に一度も触らせずに
あっという間に同点
そしてミューラーの得点シーン
今でも鮮烈に覚えているのは、ミューラーはゴミをちり取り掃除するみたいに
ゴールにボールを流し込む
とても簡単そうに、そして確実性たっぷりに
ゴールを確実にするためにはゴールに近いほうがいい
豪快なシュートは派手に見えても実際は確率が少ない
あのブラジルのロナウドでも豪快というよりゴール近くで
キーパーをかわして確実にシュートした場面も少なくない
ミューラーはそんな豪快なところはない
むしろ地味っぽく、だがこれなら誰でも入るといったような
シュートを連発していた
ホント、ちり取りでゴミ掃除するみたいにゴールにボールを流し込む
この、ちり取り云々の言葉は、その時頭に浮かんだ言葉で
いろんなことは忘れたが、この言葉は覚えている
しかし、この奇妙な才能の持ち主は例にもれず
多少変わり者で、その後順風満帆の生活とはいかなかったようだ
でも、なんかそれを含めても好きだな
ボテッとした体格、なんか憎めない
現在メッシが凄いけれど
現役の時に実物のプレーを見ておきたいのがイブラヒモビッチ
この人も桁外れの存在
守りしなくても、走り回らなくてもやることはやる
ミューラーとは違うかもしれないけど
自分にとってはクリスティアーノ・ロナウドよりも興味がある
それにしても、なんでもできるメッシと比べて
ミューラーの得点するだけの能力は
やはり不思議な才能だ