新城市議会に関する少し前の月曜日(2月6日)のお話
そのきっかけは先週土曜日(2月4日)に新城まちなみ情報館行われた
おくみかわ市民政策研究所の勉強会でのこの一言からだった
「岩倉市では市議会(委員会)等の様子の録画・録音が
編集を行わないでありのままを流すことを前提に、
市民による撮影録画が許されています」
これに早速飛びついたのがパワフルなフットワークの軽い
尊敬すべき、この地区ではちょっと名の知られた女性で
新城市議会で2月6日から定期的に行われることになった「議会改革検討会議」にも
同様の条件で録画撮影を許してもらえるように依頼したらどうか
との声が発せられた
(初日の検討会議にはビデオの準備をして彼女を始めとして数人が傍聴した)
昨年末の新城市議会最終日では、とんでもなく恥ずかしい議場内が騒然とする出来事があり
テレビ中継さえあれば現在の市議会の実態を多く人に理解してもらえるチャンスだったのに!
と残念に思ったものだが、今後この様な申し入れが許されればテレビ中継のない会議も
今回の少し心配な「議会改革検討会議」の進め方・行方も間接的にチェックできるし
何よりも多くの人に見てもらえることになる
ところで、「少し心配な、」と わざわざ言葉を入れたのには理由があって
昨年6月に行われた議会報告会で「あまりにも政治倫理審査会が頻繁に起きすぎる
もう少しハードルを高くするように条例の変更を、、、」
正確には覚えていないがこの様なニュアンスの発言があったからだ
問題なのは問題を起こしすぎる議員であって、制度のせいでは無いと思われるのだが
何故か、制度をいじりたいような印象をもった
議会の見直しは議会条例でも時々するようになっているらしいが
それに則って今回行うことになった
とは素直にとることが出来ないところが残念なところだ
しかし、それでも結果的に以前よりも素晴らしく改革されればいいだけのこと
ただしおせっかいにも傍聴に出かけてチェックはしなくては、、、
と心配するのは悲しいことだ
ここで今回の議会改革の検討内容は、白井市議のブログによると
①議会基本条例の検証、②議会先例集の見直し検討、③議員政治倫理条例の見直し検討、
④次期改選議会への提言などとなっている
この検討会に参加するメンバーの選出について浅尾市議からは恣意的なものになっていないか
との声が上がっている
正直なところ政治力学的なことは自分はあまり関心はないし、結果として良いものが
でればそれはそれで問題はないとは思うが、現実はそう簡單とはいえず
浅尾市議の心配する方向に進んでしまわないとも考えられないことはない
ところで、新城市の議会改革の進み具合は、議会条例をつくった時は、
それが比較的早い時期だっったために全国的にも上位を占めていたが
現在はだいぶダウンしている(これは白井市議のブログに細かく出ている)
それでは議会改革とはなにか?見直す条例とは何か?ということになるのだけれど
それが議会人の言葉遊びとか、抽象的な概念のやりとりで一般人にはわかりにくいもの
であってはならない
抽象的な事柄を如何に現実の行動という具体的なものに如何に落とし込むかが
議会改革の本質と思われるが、何のことはない国からは(?)具体的な方向性は出ていた
その中に議会の公開に関するような項目があった
今回希望するような市民による録画撮影等も進めるべき方向として挙げられていた
そのせいではないだろうが、この議会改革検討会議の録画撮影については
メンバーの大半が否定しづらい雰囲気はあった
(総意としては進めるべき方向ということ)
しかし初日となる2月6日から録画撮影が可能になったかと言えば
急な申し出であったために今後に影響する法的な整備ができていないので
それらの整理が出来てからにしたらどうか との意見で次回以降ということになった
その中で興味深い誰もが文句を言わないだろう提案があった
それはこのティーズが行わない録画撮影等を行うのは市民ではなく
議会の責任で行うのはどうか、という話だ
これなら議員さんたちは、市民がケチを付けるために録画撮影をしている
と考えなくて済むし、市民も議会の実情を定期的に把握できるようになる
(はたしてこの手の録画が現実的にどのくらい再生され見られるかは不安があるが
それは今後の解決すべき問題)
だからこの線で早急に何か決めていってもらえれば、別段問題はないし
議会改革のある項目は進むことになる
ところで、検討会当日に急に提出された録画撮影の依頼は
この検討会議の実施に係る条例でその日のうちに結論が出せることになっていた
まずはこの「検討会議」はどの条例の適応かといえば
議会事務局からは「委員会条例」に則って進められるとあり
その「委員会条例」によれば「録音、撮影は原則禁止、しかし
委員長(議長)の許可によって可能とできるとある
進むべき方向や総意に問題はないというから
委員長(議長)が、その日から了解してもらえるとありがたかったが
急な話では、法的整備ができてから後というのも仕方ないのかもしれない
話はあちこち飛んで、議会改革の進むべき具体的方向性を
議会事務局から60項目ほど読み上げられた
その中には改めるというより本来進められているべき事柄があった
一番気になったのは市民参加の方法、その手段としての「議会報告会」のあり方、進め方だ
当たり前のように議会報告会は「市民の声」を聴く絶好の機会とされていた
まずは「議会報告会」を開く、そして市民の声を聞く
その声を持ち帰って議会で検討する、その検討結果を市民の前に発表する
それが一連の流れとして行われるべきものとされていた
これらが出来ているかが議会改革の評価となるのだが
この例を新城市に当てはめると、昨今の議会報告会の進め方や市民の声の
反映仕方などを見ると、残念ながら良い評価は与えられないのではないか
何故か直近の「議会報告会」が進むべき方向が違った方向に進められているような
(騒がしくなるような状況は極力作らないように進めようとしてるような、、)
印象を持ってしまうからだ
第一回目の議会改革検討会議には数名の傍聴者がいた
その中には議員さんもいた
傍聴者の有り無しで会議の緊張感は随分違うものと思われるが
(なかには平気な人もいる?)
時間のある人は、自分の興味を果たすため、あるいは監視をするため
あるいは今後の議会の行く末を予想するために
傍聴するのも悪くない
第2回目の、「議会改革検討会議」は2月13日(月)13時30分より行われる
そして基本的に、毎月曜に定期的に行われることになっている
それからもう一つ、勉強会のお知らせ
3月4日(土)そもそも研究2、財政の話をメインに おくみかわ市民政策研究所主催
新城まちなみセンター (13時半から)
3月5日(日)新城市政を考える会 勉強会「ザイセイの話」
新城文化会館 104会議室(13時半から)
偶然だが、2日連続して「財政」についてがテーマになっている
異なる視点からの話をまとめて聞く機会
本を読んで勉強するより頭にきっと入りやすいと思われるので
興味のある方はぜひ!