スマホのアプリを見ると昨日歩いた距離は14.5キロとなっていた
勢いであれこれ歩き回ったが流石に疲れた
石畳の道はモロに身体に響いて腰と背中が痛い
若い時は屁でもなかったことが、、
と またもや凹むが、仕方ない
昨日、我慢に我慢を重ねていた(無理に我慢する必要はないのだが)京都日帰り旅行に出かけた
数日前にJR東海ツアーズで切符を購入したが
前回この切符を買ったときより随分安かった
たしか前回は1000円分のクーポンが付いて豊橋〜京都往復が11900円
それが今回は500円のクーポン、500円の飲み物クーポンがついて豊橋〜京都往復が9900円
随分安くなっていた
冬の京都の販促のため京都から補助が出ていてこの時期安くなっているのか
理由は分からないが、ありがたいことこの上ない
今回の京都は、少し前に見た映画「本能寺ホテル」が影響して
東福寺付近を行くことにした
その近くには伏見稲荷もある
まずは奈良線に乗り換えて稲荷で下車
降りる人が多い
噂に違わず外国人が多い
特にアジア系のひと 言葉は中国語や韓国語だけでないような気がしたが よくわからない
伏見稲荷が外国人に有名になったのは千本鳥居のおかげ
ここで自撮りしている外国人を多く見かけた
しかし、こんな看板も見つけた
鳥居の価格だ
高いものは130万円 すごいな、自分は絶対奉納しない(出来ない)
写真的にはこんなのも面白い
伏見稲荷は以前にも来たことがある
千本鳥居の終点まで歩いてみようとトライしてひどい目にあった
いつまでたっても終点にならず結局は1時間半位歩くことになって
疲れた記憶があるので今回は入り口付近を少し歩いただけにした
2回目となると気になる点が少し変わっていた
少しばかり古事記にハマった時期もあり、神様の名前もうろ覚えだが
摂社の看板にはそうした御祭神の名といわれが書いてあり
面倒くさがらずに読んで、なるほど、、と思ったが、大半は
何処かに消えてしまった (仕方ない)
伏見稲荷の次は近くの東福寺に向かった
紅葉の名所だが、それだけでなく重森三玲氏のつくった庭が有名なところだ
その庭のある本坊が映画「本能寺ホテル」に少しだけ使われている
冒頭の一瞬だけだが見た刹那「あれは東福寺だ」と記憶が蘇り
その確認をするために向かった
この庭が、映画に映っていた
でも映画の紹介のHPを見るとロケ地はあちこちで、姫路の方のお寺さんも
一緒くたになって使われているらしい
しかし、今回自分でも少し驚いたのは、この庭の反対側の方向にある市松模様の庭
これが思いの外、良きものとして感じられたことだ
前回来たときもこれは見ている
しかし、あまり感動はしなかった
有名な人が作庭したと言っても自分には合わないな、、位で直ぐに忘れてしまう
存在だったのが、何故か昨日は すんなりと心のなかに入っていく
大概の場合は一度目の印象が強くて、二回目以降はがっかりすることが多いが
二回目のほうが良いと感じることもあるものだ
(そう言えば龍安寺の石庭も昔より最近見たほうがよく感じた)
時間の経過と言うか、人生経験が良し悪しの判断に影響するということかもしれない
(要は歳をとったということ)
東福寺は奈良の東大寺、興福寺から一字づつもらって名付けたお寺さんで
昔はすごく大きなものだったらしい
なるほど三門のスケールを見ると納得できる
このあと、京都旅行の定番 清水寺へ
あまりにも定番すぎて避けるようになっている清水さん
ただ修理が始まるとその姿が見えなくなる
との旅行の新聞広告に脅かされて、足を運んだ
でも感動したのはお寺さんではなく、その参道
あまり広くない道、大きすぎない店が並んでいる
そこをレンタルの着物を着た若い女性や年配の女性が嬉しそうに歩いている
道というのはあまり広すぎないほうが、程々の広さのほうが
そして整然としすぎていないほうがなにか楽しい気分だするものだ
と理由もなく思ったりする
そして暮らすには大変だが坂の存在
これがなかなか風情をつくる
この坂を下って八坂神社に向かう途中
ふとこんな路地が目に入った
なんと品のいい格好の良い路地だろう
どうも後で調べると「石塀小路」と名付けられているところらしい
この道はもう少し続いていて全体を見ればよかったのだが
その一部しか見なかった(しまったと後悔するのはいつものこと)
八坂神社に着いたことは、足腰背中に疲れが来ていた
硬い石畳の上を歩いたから、予想外にこたえたようだ
疲れとともに気力もダウンして、その後は休むことを考えた
それまでほとんど休み無しで歩きっぱなし
休むところは、まだ離れているが決めていた
そこは錦市場の「杵つき餅や」
ここで京都のお雑煮を食べようと、ずっと前から決めていた
念願の白味噌仕立てのお雑煮
出汁がよくきいていて里芋も美味しくてひとまず満足
しかしこの食事は中途半端な時間
晩御飯には早いし、、かと言って晩御飯を改めてとる気はないし、、
ということで14キロも歩いた京都
京都はいつも某らの発見がある
お寺さんを歩いている時にフイに聞こえる鳥の声
ハラハラと落ちる花びらや落ち葉
緊張感あふれる庭や建物の佇まい
和歌がごく自然に取り入れらている工芸物やお菓子
そして若い女性の品のいいワンポイントのおしゃれ
久しぶりの京都は、結局、今度はいつ、何処にしようか
と考えるきっかけをつくっただけかもしれない
(しかし、正直なところ疲れた)