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大詰め?新城市の政治倫理審査会

2018年09月28日 10時13分35秒 | 市政、市議会に関することなど

あまり誇らしい話ではないが、ここでも時々取り上げている新城市の議員が関わる地域自治区の活動交付金疑惑
現在は、市民からの署名による請求で議会内に政治倫理審査会が開かれている
委員会のメンバーは、
審査会委員長:柴田賢治郎、副委員長:山口洋一、委員:佐宗龍俊、鈴木長良、浅尾洋平、小野田直美
すでに申請者(市民)、行政、該当議員からの事情聴取が終了している
以下は自分の別のブログからのコピペ(他の地区の方は事情がよくわからないと思われけれど、これも備忘録用かな)

いよいよ大詰めになってきた新城市の山崎議員に対する政治倫理審査会
昨日(9月27日)で15回にもなった
約12時間も要した山崎議員の事情聴取を始め、じっくりと事実確認の作業が行わた
傍聴している方はもっとスピーディーに進めてもらえないかとの思いをもったが
この丁寧な事実確認のおかげで各委員の共通認識は得られているようだ

今回の政治倫理審査会は前回の非公開とは異なり傍聴ができ
実際に毎回数人の傍聴者がいる中で行われたので
委員の方々は少しは緊張感をもたれたかもしれない

委員の共通認識、それはどういうものか?
人の心の中まではわからないが現場でなされた会話などからは
傍聴者も感じたのと同じ印象と思われる
一言で言ってしまえば、「ありえないひどい話だ!」(倫理違反)という認識

今後の段取りとしては、委員会は報告書(事実認定など)を作成
遵守すべき基準をおこたった事実があると認められた場合(今回はこれに当たる)
報告書の中に条例で定められたいずれかの措置を講じるように意見書を添付する
というステップがあり、現在(14回目・15回目)はこの措置をどうするかが
議論されている

ちなみに、新城市議会議員政治倫理条例によれば、その措置は
(1) この条例の規定を遵守させるための報告書の発行
(2) 議会内での役職辞任の勧告
(3) 議員辞職の勧告
(4) その他必要と認める措置
となっており、このうちのどれを選択するのかが議論となっている

この措置を巡っての議論で、なるほど人にはいろんな考え方があるものだ
とつくづく感じるものだが、大きく分けて2つにわかれる
どちらも違反・ありえない話との共通認識がある
その上で
●審査会の討論のもとに粛々と条例にある措置を選択すれば良い
●条例には強制力がない、その事実を踏まえた上で議会が責任を持って該当議員に伝えるべきメッセージは
反省し次は繰り返さないことを保証することにあるのではないか

つまりは、措置の(3)議員辞職の勧告か(4)その他必要と認める措置
(この必要と認める措置がどんなものかといえば、まだはっきりしないが執行猶予的な要素が多いものだ)
のどちらを選択すべきかが熱気を帯びて討論されている

人は熱くなると(自分も含めて)議論での合意点を見つけるより自説の主張を通したがる傾向があるが
この日の議論はこのパターンで、ちょいと収集がつかない雰囲気で時間切れ、次回(10月4日)に結論は持ち越しとなった

ここで、この条例の措置について独断で考えてみた
4つの措置が書かれたその後ろの方の条文には
(3)の議員辞職勧告を受けた場合は(2)の 議会内での役職辞任の勧告も当てはまり
尚且その効力期間は議員の任期中継続するとある
つまりは、この措置の込められた意味は、1種の懲罰的なものなのではないか
要するに、政治倫理審査会で事実確認を丁寧に行い、一定の共通認識を得たならば
そのうえで、何らかの懲罰を課すことによって、本人の反省(と再生)を促すと解釈するのではないか
ということ

このあたりになると、法の解釈はいろいろありすぎて議論しだすと袋小路に入ってしまう
ただ、詳しいことを知らない人たちにとっては「懲らしめ」的なものを求めてしまうのは
仕方ないとも思えてしまう

ところで、この措置が委員会で決まったとすると、次は有識者の方に見てもらい
表現の仕方、法を逸脱していないかのチェックが入り、その上で議長に報告する
議長はそれを受けて了解した上で、次は議会にかける
倫理審査会で達した結論に対して議員は賛成できるか、それとも反対か
本会議で討論を行い採決という段取りとなる

ここで、前回の打桐前議員の政治倫理審査会のことを思い出すと(なんでこんなに何回も開かれることになるのかと情けなくなるが)
議決が行われる前の討論で、現在の該当議員である山崎市議は、政治倫理審査会の結論に対して反対討論を行っている
今も覚えているが、山崎市議は「そもそもこの政治倫理条例のシステムがおかしい」との発言をした
議決を求めるのが他の市にはないことで、それも時間が短い中で進められていくのは変だ、、といった内容だと記憶している

どうやらこの議員さんは、そのように決まっているものに対して文句をいいたがるタイプの方のようだ
今回の活動交付金については「行政が事業完了日の変更を受け入れてくれなかったのはおかしい」とか

でも、もしそれを言うなら、政治倫理条例を変えるように議員活動をすればいいのだし、
活動交付金については、2月末日で事業完了の条件で申請しているのだから、そんなことを議員さんとして発言するほうが恥ずかしい

そして、追い打ちをかけるようだが、山崎市議は政治倫理審査会が開かれているその真っ最中に
自分が発行する広報誌に「不正疑惑はでっち上げ」なるタイトルで、審査会の資料にもないことをあげて
地域(?)に配布している

批判しだすとブレーキが壊れてしまっているのでもう一つ
山崎議員は自身1回目の政治倫理審査会の対象になった時に(今回は2度めということ)事情聴取を求められた時に出席せず、
再度要請があっても応じず、それで結果的に事実認定ができなかったことがある
その時の彼のSNSには「無罪放免です」の表現
事情聴取に協力をしないので調べることに限界が生じ、そのために事実認定ができなかったにもかかわらず
このような言い方をしていて、それで良しとする考え方、、、

今回の政治倫理審査会でもこうしたことは話題にあがっている
それが直接的に結果に反映するか(して良いものか)どうかはわからないが
人は感情の中で生きている面もあるので、他の議員さんが彼に対しマイナスのイメージを持ってしまうのは
致し方ない気もする

今回の政治倫理審査会は公開になっているので、山崎市議に投票されたかたは是非傍聴してほしかった







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