昨晩、定例の会議でいつものお宅に伺った
駐車場で車から降りるとうっすら明るい
月が雲の切れ間から覗いていた
昨日は中秋の名月
予報では雲が多くて見られないと思っていたが
気まぐれな天気は少しサービスをしてくれた
見上げながら歩き始めると、その刹那銀閣寺の向月台が頭に浮かんだ
月があの白い砂の山のようなものを照らす
光が反射しその僅かな明るさの向こうに山のシルエットが浮かぶ
それが想像の中ゆえにとても幻想的に思えてきた
もしかしたらイメージの中の光景は、実物よりも美しく感じてしまうかもしれない
昔の趣味人は向月台などという月を楽しむ方法を考え出した
その発想力にはつくづく驚くばかりだ
(趣味の良い発想はなかなか真似られない)
そしたら連想で、今度は金閣寺を照らす月の情景が思い浮かんだ
金閣はまるでスポットライトを浴びたように、そこだけが明るくなる
(本当はどうか知らないが)
あたりは静寂
時折虫の声が聞こえる、、、
イメージの中の姿は銀閣も金閣も、とても幻想的だ
無性に京都に行きたくなった