もしかしたら先日のウィーン・フィルやベルリン・フィルより感動したかもしれない
少なくとも感情は間違いなく今日の方が揺さぶられた
知らず知らず滲んできたものがあったし、そのあとで救われたような清々しい気にもなった
小学校の学習発表会が行われた
あいさつ推進運動への感謝を示すためか、近所の子から招待状が来ていたので楽しみにして出かけた
心揺さぶられたのは最初の5年生の器楽合奏と合唱
5年生にもなると、「うまく歌うより大声で歌う」という時期を過ぎて
歌のニュアンスを表現できるようになっている
歌が始まった刹那、やってきたのは
「なんと汚れのない歌声なのだろう」という思い
難しいことは考えていなくて、まだ疲れを知らずに、初々しくて、生命力に満ちて、、
それは無条件に良きものとして受け入れられるものだった
音楽的な感動とはなんだろう
と少し考えてしまう
頭でっかちではなく、ただ耳を澄まして聴くと心にやってくる不思議な思い
何を表現しようとしているか彼らには解っていないかもしれない
でも、人がいつか失ってしまうかもしれない、そのときにしかない美しく感動的な何かを
聞き手は感じることができる
今日はこの歌声のおかげでその後のプログラムを楽しむ心の準備ができた
気になったのはいつも一緒に校門まで歩いていく近所の子たちの活躍だが
あそこにいる、、とわかった子もいれば
どこにいるんだろう?と探したが判らなかった子もいた
それにしても、あの歌声の心洗われ、清々しい気分にさせてくれる力は
つくづく凄い!