結果はわかっていても、見ていて心拍数が上がってくるのを抑えることができなかった
今朝のモーニングショー、2日の日航機と海上保安庁の機体が衝突して
パニックになりそうな中、乗客が脱出までの8分間の動画を撮ったものが放映された
今は誰もが動画を撮ることができる時代になっているが
こんな状況で撮影しょうとするひとがいたことに驚きを覚える
将来のために参考になれば!との思いで撮影したらしい
そしてそれは確かに役立つことになったと思われる
撮影者(男性)は奥さんと小さな子どもの3人連れだった
子どもは窓の外に見える火、機内に迫りつつある煙でパニックになりつつある
それでも両親の行動を見習って精一杯我慢しようとしている
時々、鳴き声とか「神様、、、」の声が聞こえるが、小さな子では仕方ない
CAさんは大きな声で煙から逃れるための指示をする
体を低くして、とにかく煙を吸い込まないようにするためだ
乗客に指示してると同時に、8つある脱出口で安全なものを連絡を取り合って探している
前方の2つの非常口はスタッフ同士の共通認識で
後方の1つはCAさんの自己判断で行ったらしいが
適当に非情口を開けてしまうと炎が機内に入って火災の勢いが加速してしまう
非常口を選択するまでの6分間は、見ていてもハラハラして本当に長かった
そしてこの非常口の選択は完璧だったようだ
パニックになりそうな中、乗客の中のひとり男性の声で
「大丈夫、大丈夫、CAさんの声に従って」の声が動画に入っていた
その声で多くの人は冷静になれたようだ(専門家の感想では)
ただこんな時も荷物を運び出そうとする人がいて
「荷物は持たないでください!」
とCAさんが大声で叫ばなければならなかったのは少し残念だ
機内の上にある荷物置き場から荷を取り出すには時間がかかる
その間に前に進めない人も出てきてしまう
(そうした想像力がないのだろうか)
画像は揺れていたり、何を撮影しているかわからないものもあるが
それが迫りくる危機のリアリティを感じさせる
非常口が見つかってからは日常の訓練のお陰でスムーズに脱出できたようだ
(ここになってようやく結果を知っている安心感で見ることができた)
こうした混乱した状況の時、端的な強いメッセージは必要なようだ
説明があったほうが理解しやすくても、そんなことをしている時間がないとすれば
頭ごなしに「こうしてください!」というのは現実的な方法だ
これは1日の能登地方の地震ではNHKのアナウンサーが絶叫して
「とにかく逃げることを優先してください」との指示にも通じる
ただしそれには指示する人(命令する人)への信頼感がないとダメだ
個々の判断よりプロの判断に任せる、、
そうした覚悟を個々に持つことも大事だと思われる
しかし、現代の我々は政治のプロに任せて大丈夫なのか?
が、大いに疑問なのは辛いところだ