昨晩は床につく頃、雷がなった
夕方、空を見れば厚い黒い雲がでていて
庭の木の水やりを迷ってしまうほどだった
お隣さんとは、水やりは無駄になるかも知れないね
と話したものだった
雷は光ってから音がするまでの時間を測った
10秒以上あったので遠くのように思われたが
大きな音は迫力がありすぎて、ありがたくないものだ
そのうち市の防災無線で、洪水警報がでたと大きな声で伝えられた
(防災無線は何故か大きな声の場合と小さな声の場合とある)
この地方の水瓶、宇連ダムの貯水量は11%台になっていたから
これで少しは補給できることになった
今朝、貯水量をチェックすると13%台になっていた
雷と蒸し暑さで眠れないかと心配したが、なんのことはない
知らないうちに眠っていた
朝方は窓から涼しい風が忍び込んで、ついタオルケットを探してしまった
温度計はいつもより1℃低い数字を示していた
こうして少しづつ秋になっていくようだ
テレビでは台風10号の予報を繰り返している
どうやら日本を横断というより縦断する可能性が大きいようだ
自分が子供の頃、祖母は台風のことを大風(おおかぜ)といった
今思うと台風よりどこか風情のある感じだ
大風が過ぎて大したことがない時、もう少し大きいほうが良かったのに!
となんだか拍子抜けしたような気もした
こうした心理的な反応は、人には比較的ある傾向だそうだ
病気の検査をして何もなかった時、ホッとすると同時に
がっかりするというのがよく見られるらしい
(これは自分もなんなく解る)
大風が来る前には父が玄関に何枚も板を打ち付けた
強風で何かが飛んできても被害を受けないようにするためだった
大風の思い出は、自分はこのくらいしかないが
妹たちは伊勢湾台風の時、畳が床からの風で舞い上がってしまいそうで
あっちこっち畳を踏むようにしていたと自慢げに話すのだった
ということで、災害の多い昨今
できれば拍子抜けするような軽いものであって欲しい
天地異変は政治が上手く行っていないからと信じた平安時代は
人は今よりも謙虚だったのかも知れない