あれは誰だったのだろう?
目醒た時、妙に心が満たされていた気分だった
夢は見た本人にしかわからないのが、良かったと思う
(何故か内緒にすべきものだと感じていた)
女性の誰かと話していた
時間がない中で焦って何とかきっかけを作ろうとしていた
コンサートのチケットが自分の分だけあったのだが
もう一枚手に入れるから一緒に行かないかと誘っていた
無視されると思ったが、答えは希望を抱かせるものだった
それで何か救われたような気がしたのだが
目覚めてみると、それが誰だったのか一向にわからない
その上、何故そんな夢を見たのかもわからない
(夢を見た理由がわかるときもある)
ただ、いい夢だったという感覚だけは残っていた
昨夜は深く眠れずにいた
激しい雨音と雷で目が覚めて、少し開いている窓を閉めて
寝ようとしたが、いつまでもウトウトしただけで、頭は半分起きている感じだった
それで、このようなおかしな夢を見たのだろう
夢は心の奥に巣食っているものを、不意に全く想像のつかない形で目の前に現す
不安、憧れ、怒りが多く、理性というよりコントロールできない感情的なものが多い
こんなふうにコントロールできない思いをまだ心のなかに隠し持っている
ということは、まだまだ傷つく感覚を持っているということだろうか
いつも、自分の歳を思う時、〇〇歳って、こんなものか!
と情けなく思うが、急に立派な人格になれるわけではない
ありのままを受け入れるしかない
それにしても、あれは誰だったのだろう?