連休中は真面目な話題より、そんなのもありかといった話題を!
マーラーとブルックナーの音楽の比較第二弾
彼らが死を意識しだして作曲した音楽で、比較するのは以下の2つ
マーラーは完成した最後の交響曲となった9番の第4楽章
ブルックナーの方は未完成で終わった9番の交響曲の第3楽章
冒頭の出だしはなんとなく似てると感じるが、直ぐに彼ら独自の世界を体験することになる
これらを聞くと彼らの達した世界観とか考え続けたことが如何に違うかを感じざるを得ない
マーラーのそれは人間が必死に生きた感情を含めた長編小説の最後(総決算)のようで
ブルックナーのは感情というよりは、もう少し抽象的な世界で、神とか自然とか音自体の交響といった感じ
根拠のない確信だが、ブルックナーはガス灯のもとで作曲し、マーラーは蛍光灯の下で作曲したに違いない
といった思い込みがずっと続いている
で、好きなのはブルックナーの方
彼はアンケートによると嫌いな作曲家のトップの名誉を何年も受けている
その気持はわからないでもないが、もう少し我慢して音に身を委ねるとハマってしまうに違いない
と思ったりする
マーラー 交響曲第9番ニ長調 第4楽章 カラヤン
Bruckner: Symphony No.9 In D Minor - 3. Adagio(Langsam, feierlich)