パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「チャンピオン」と「ボクサー」と思い込み

2023年10月17日 09時17分11秒 | 音楽

谷村新司さんが亡くなったとのニュースがあった
74歳、まだ若い(早い!)
同世代だが熱心なファンではなかった
レコード・CDは一枚も持っていない
でも歌は覚えている
「昴」「チャンピオン」「いい日旅立ち」などだ

彼の歌の少し大げさなところがひいてしまう(ファンになれない)理由だが
何かを作ることができるか?
と問われると全くお手上げで、創作する人の真似できない能力を感じたりする

昔から思っていることに「チャンピオン」は
サイモンとガーファンクルの「ボクサー」にインスパイアされて
作ったに違いないというのがある
ボクサーの歌詞はどんな内容かしらないが、勝手にそう思っている
「チャンピオン」はむしろモハメッド・アリにインスパイアされている
との見方も存在したような記憶もあるが、とにかく自分はそう思っていた

話は飛ぶが、もう一つ思い込んでいるものがある
それは財津和夫の「青春の影」はビートルズの「ロング・アンド・ワインディング・ロード」
にインスパイアされて作ったに違いないということ
これは、もろ影響を受けていると感じている人も多いだろう

ところでサイモンとガーファンクルの「ボクサー」が出てきたが
この曲には思っていることがある(思い込みのように)

「ボクサー」は長い曲だ
長いと言っても「ヘイ・ジュード」と同じように
最後の部分をライ・ラ・ライと歌いオーケストラが同じ音形を
繰り返すことで長くなっているのだが
これをビートルズの「ヘイ・ジュード」と比較すると
ビートルズの方は4つの音が通奏低音のように下がって音楽を支配し
その中で「ナーナナ、ナナナッナー」とアドリブが続くが
「ボクサー」の方は少しセンチメンタルぽい味わいを感じる
それはビートルズの方はバッハがベースになっていて
サイモンとガーファンクルの方はマーラーがベースになっていると思えて仕方ない
もしくは、ビートルズはヨーロッパ、サイモンとガーファンクルはアメリカのテイスト
と言って良いかもしれない

日本ではこんな話題で時を過ごすことができるが
突然の死が日常になっているパレスチナとイスラエルのことを思うと
本当になんとかならないのか、、と思わざるをえない



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