朝の通勤時、車のキーを回すと自動的にかかるのが
多くの場合前日に聞いていたNHKFM
今日も例に漏れずそうだったが、聞こえてきたのは
懐かしいマーラーの9番の交響曲
トランペットがやけに明るい感じがしたり
全体的に腰が軽い雰囲気だったが
ブーレーズの演奏らしかった
久しぶりに耳にして、まず思ったのは
この曲は世紀末のヨーロッパの臭いがするなあ!
ということ
もっとも19世紀ヨーロッパの臭いなんて
正確にはどんなものかは知らないが
とにかくそんな気がするのだ
この曲、自分が高校時代は本当によく聞いた
バーンスタインとニューヨークフィルのやつで
特に第1楽章はお気に入りで
絶叫に近いオーケストラの部分は
やれやれ!もっとやれ!
てな感じで勝手に盛り上がっていた
同じ頃に買ったブラームスの4番の交響曲と比べて
マーラーは大声を出すだけ男らしいのに
ブラームスはウジウジと女々しいなあ!
などと的外れな?印象を持ったものだった
それにしてもこの曲
第1楽章は凄くいいけれど
そして第4楽章もまあまあだけれど
2と3楽章が今イチでつまらないというか
退屈してしまう
そういえばバーンスタインがこの曲1曲だけで
イスラエルフィルだったかを振った演奏会に
行ったことがあったが
この時は自分の精神状態が最悪の状況だったので
残念ながら音楽に浸ることができなくて
全然楽しめなくてもったいないことをしてしまった
それでも生は、退屈な第2楽章も
それなりに楽しめたような記憶だけは
何故だか覚えている
マーラーの音楽はひところはよく聞いたのに
今は聞かなくなってしまった
それが何故だかわからないけれど
マーラーの曲は長編小説(物語)を
味わっている様な気がしてならない
同じように長い曲の代表ブルックナーは
小説というよりは詩を聞いているような気がする
いや交響曲と言う名の通り音の交わり、響きを
全身で恍惚と味わう感覚だ
だから不思議なことに、
あまり長いという気がしないときがある
いや、むしろ、もう終わってしまうのかと思う様な
時さえある
8番の第3楽章などはこの楽章だけで
モーッアルトの交響曲が入ってしまうくらいの時間だし
出来事、物語は色々起こって終結まで行くのに充分な時間だが
この3楽章は何事も起きずにただ響きがあるだけ
しかしなんと言う充実した時間の推移だろう
そして心地よい疲れと
フト自分に戻る瞬間をいつも感じる
むかしマーラー派とブルックナー派なんていわれたことがあったが
自分は、まぎれもなく田舎のおっちゃんのブルックナー派だった
レコード1枚を慎重に選んで買っていた頃
マーラーの1番とブルックナーの9番を試聴して
直ぐさまブルックナーの虜になって
それから長い付き合いが続いている
だが最近はブルックナーもCDショップに
あまり置かれなくなっているみたい
応援隊としてみれば残念なことだ
多くの場合前日に聞いていたNHKFM
今日も例に漏れずそうだったが、聞こえてきたのは
懐かしいマーラーの9番の交響曲
トランペットがやけに明るい感じがしたり
全体的に腰が軽い雰囲気だったが
ブーレーズの演奏らしかった
久しぶりに耳にして、まず思ったのは
この曲は世紀末のヨーロッパの臭いがするなあ!
ということ
もっとも19世紀ヨーロッパの臭いなんて
正確にはどんなものかは知らないが
とにかくそんな気がするのだ
この曲、自分が高校時代は本当によく聞いた
バーンスタインとニューヨークフィルのやつで
特に第1楽章はお気に入りで
絶叫に近いオーケストラの部分は
やれやれ!もっとやれ!
てな感じで勝手に盛り上がっていた
同じ頃に買ったブラームスの4番の交響曲と比べて
マーラーは大声を出すだけ男らしいのに
ブラームスはウジウジと女々しいなあ!
などと的外れな?印象を持ったものだった
それにしてもこの曲
第1楽章は凄くいいけれど
そして第4楽章もまあまあだけれど
2と3楽章が今イチでつまらないというか
退屈してしまう
そういえばバーンスタインがこの曲1曲だけで
イスラエルフィルだったかを振った演奏会に
行ったことがあったが
この時は自分の精神状態が最悪の状況だったので
残念ながら音楽に浸ることができなくて
全然楽しめなくてもったいないことをしてしまった
それでも生は、退屈な第2楽章も
それなりに楽しめたような記憶だけは
何故だか覚えている
マーラーの音楽はひところはよく聞いたのに
今は聞かなくなってしまった
それが何故だかわからないけれど
マーラーの曲は長編小説(物語)を
味わっている様な気がしてならない
同じように長い曲の代表ブルックナーは
小説というよりは詩を聞いているような気がする
いや交響曲と言う名の通り音の交わり、響きを
全身で恍惚と味わう感覚だ
だから不思議なことに、
あまり長いという気がしないときがある
いや、むしろ、もう終わってしまうのかと思う様な
時さえある
8番の第3楽章などはこの楽章だけで
モーッアルトの交響曲が入ってしまうくらいの時間だし
出来事、物語は色々起こって終結まで行くのに充分な時間だが
この3楽章は何事も起きずにただ響きがあるだけ
しかしなんと言う充実した時間の推移だろう
そして心地よい疲れと
フト自分に戻る瞬間をいつも感じる
むかしマーラー派とブルックナー派なんていわれたことがあったが
自分は、まぎれもなく田舎のおっちゃんのブルックナー派だった
レコード1枚を慎重に選んで買っていた頃
マーラーの1番とブルックナーの9番を試聴して
直ぐさまブルックナーの虜になって
それから長い付き合いが続いている
だが最近はブルックナーもCDショップに
あまり置かれなくなっているみたい
応援隊としてみれば残念なことだ