パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

今日の練習は合格点!

2008年04月20日 15時57分42秒 | Weblog
やっぱり終わった後は、喉が痛かった
しかし心地よい満足感があった

今日は少年サッカー定例の練習日
先週落ち込んでいた4年生の彼が気になっていたので
早速探して表情を見ようとしたが
友達と肩を組んで何やら話し込んでいるよう
どうやら引きずってはいないようだ

それでも
「今日は自分のしたいことをまずしなさい
 それが味方と同じでも
 自分がやりきりなさい」
とだけ告げて自分の担当学年に戻った

それにしても
1.2.3年生はまだまだ、わがまま盛り
当たり前といえば当たり前かもしれないが
集中が続かない
すぐにふざけたり手を抜き出したり
つまりはすぐに自分の世界に入ってしまう

1年生も4回目くらいになると、
そろそろ個々の差が出始めている
好きで好きで仕方ない子や
走るのが速い背の高い子は、最初から割合真面目にやっているが
友達に連れられて来た!と思われる
少しばかり時間がかかりそうな子は
先週あたりからポツンと早い時間に
自分の世界に入っていたが
今日のゲームどういうわけか(多分親御さんが見ていた)
頑張ってボールを追いかけていた
決して上手いとは言えなかったが
今までよりは明らかに積極的だった
そこで帰りに「今日は上手かったね!」
と言葉をかけると大きくうなずいた
「自分でもそう思う?」
と重ねて聞くと、やはりうなずく

正直なところ、この子、どうやって皆とあわせていったらいいか
少しばかり悩んでいたところだったので
ホッとした


子供たちは自分で上手くなっていく手応えが感じられるときは
声をかけるとアドバイスが素直に聞く状態になって
本当に上手くなっていく

だから我々は子供たち一人一人をよく見なければならない
皆が同じタイミングで上手くなっていくわけではない

我々は伸びるキッカケの発見や、
才能を伸ばすのを手助けしているに過ぎない
伸び伸びと楽しく!
まずはそれからでいいのではないのだろうか

自分が肯定されて認められれば
彼は安心感を得て、なんだか知らないけれど楽しい!
そんな時間を過ごすことができるのではないのか

ところで4年の彼帰りに
「今日はどうだった?」
と聞くと
「1点取った」
と自慢げに答えた
「エライエライ!やればできるじゃん。
 調子がいいのは2.3週間続いて
 その時一気に上手くなるから
 しばらく一生懸命練習しなさい」
と声をかけたが彼はこれで安心だろう

本当に子供たちに必要なことは
キッカケ、自信、そして見守っていられるという実感を
持たせること

その意味では今日の練習は、
それ自体は上手くいったとは言えないが
別の分野で上手くいったと言える

気長に気長に子供たちと付き合って
子供たちのかくれている才能を伸ばす
これは本当に楽しい
コメント
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