ハンドワーククラブにて。
挨拶のように土曜日の地震の話をする。
みんなやっぱりとても怖かったらしい。フラッシュバック起こったって言ってた人もいた。
話してたら私もちょっとそうなって怖くなった。あの時の揺れ方は体が覚えている、建物全体が揺さぶられていた事。
まあそれでもいつものように手仕事を始めて作業を進めていく。
この前手芸店で仕入れたくるくる編む方法を指編みの編地に応用してみた。誰が編んだかわからない指編みの細長いのがたくさんあるので。
そうしたら結構可愛い、良いのが出来た。全部指で編めるってすごいなあ。
そして編み針で編むより指で編む方が編みやすいと言う事もわかった。
さっそく掃除をしてくれる女性が欲しいと言ったので上げました。
自分でやることを決めて淡々と取り組む人がいる。これもそう。家からタオルを持って来て、雑巾と布巾を縫うのだと言う。それで一緒に縫っていた。 下の刺繍の付いたのを布巾にするって。丁寧にちゃんと縫えました。良かった。うちに持って帰って使うって。
アンデミルミル、作品Ⅱ。今度は夏の冷房の効いた電車で役に立つショールらしい。細い糸で編んでいる。
相変わらず編み目が美しい!!
今度は平面編みです。行って帰る。初めはやりにくくてもコツを覚えたらスイスイ。
前に一人が作ったマフラーを見て作りたいと言って作っていた作品の生地が余ったのでそれでベレーを作ることに。端切れを集めて乗せて、素敵な作品になりました。
彼女は個人でもフェルトを習い始めてずんずんうまくなって来ています。
初めてかぎ針編みをしてる彼。細編みのつもりがどうしても引き抜き編みになってしまったり、編み目が少なくなって行ったり、いろいろなハプニングが続いてる。面白い編地が出来てきている。
解いてやり直そうかと言う考え方もあるんだけど、今私たちのやり方は「そのまま進む」とにかくつらくないならそのまま好きにやって遊んでみる」です。それで凸凹の波打っている面白い編地になる。
「そんなの編めるのこの一回だけやよ!覚えたら四角くしか編めないからね。」って言う。
出来たら出来た物で何を作るのか考えよう。どんなふうに発展して行くのか私にも彼にもわからない。
未知の世界への探検。かぎ針一本と毛糸一玉で。
それでも始めは左手の毛糸を持つ指もおぼつかなく、糸を掬うのもままならなかったのに、知らないうちにいろいろな指の動きの連携が身に付いている。見ていて面白いくらい。見るたびにうまくなってる。
今日は細編みも覚えました。一回引き抜かないでそのまま次の糸を掬うってのがなかなかわからなかったけど、今日初めてわかった。それはすごい事だ。
棒針編みで輪編みのセーターを編んでいる編み物男子。身頃が編めて袖に入っています。
見たらトレードマークの帽子を脱いで、少し編んでは着てみる。ってのを何回もしている。
どうしてかと思ったら減らし目をどれくらいしないで済むか自分の体にどんなふうに合うか見ながら考えてるらしい。
製図をして印を安全ピンで付けて、何段ごとに減らし目するかとか伝えてあるんだけどそれでも。
それも見てて楽しい。「減らさないでも袖は出来るけど、全然減らさなかったら寒い時に上着着る時袖口がゴロゴロするよ。」とだけ言っておく。それと「右と左があまりにも形が違ったら…(笑)でもそれもいいか。」ってみんなで笑う。
私たちのこの適当で実行あるのみ、って言う編み物道がまったくもって面白い。ダメなら解けばいいって、ずんずん我が道を進む。作品が出来るのが一番の目的じゃなくて作る過程を楽しむのが大切だから。
そうやって失敗を恐れないで遊んで体で覚えて編み図から自由になって自分の体と感覚で作業を進めていくっての、なかなかできないよ。やっぱり探検編み物道。
楽しく真剣に大人が遊んでるハンドワーククラブ。これからもずんずん羽目を外します。
一日があっという間。また来週!