"I have my doubts."は、大変よく使われる決まった言い方。my が使われること、そしてdoubtがdoubtsと複数形になることに注意。これは何かに対する疑念を示す表現。日本語の「それはどうかな」とか「違うんじゃないの」に近い。
○Practical Example
"Jerry says that Australia is going to beat Japan in the World Cup, but I have my doubts. The Japanese team is really strong now."
「ジェリーはワールドカップでオーストアリアは日本に勝つと言うが、それは違うと思う。今の日本チームはほんとうに強いぜ」
●Extra Point
doubtという語は、聖書に書かれていて、そこから英語に(そしてほかの多くのヨーロッパの言語に)入ってきたある表現にも見られる。聖書に確認できるその表現は、doubting Thomasである。doubting Thomasは、新約聖書の「ヨハネ伝」に出てくる人物。キリストの復活を疑い、イエスを見るまで信じなかった。そこからdoubting Thomas(疑い深い人、証拠がないと何でも疑う人)という言い方が生まれた。ぼくの言うことが信じられないなら、どうか次の用例をご覧いただきたい。
◎Extra Example
"Etsuko married Masahiko? I don't believe it!"
"Don't be such a doubting Thomas. You'll see. They're coming here tonight together. They're like two lovebirds."
「悦子が真彦と結婚したって? 信じられないわ!」
「そんなに疑うなよ。君もわかるさ。今夜二人はここに来るから。ほんとにラブラブのカップルだぜ」