no wayは、「決して……でない」のほか、「絶対だめだ、とんでもない、いやだ」という意味で使われる。状況によっては、「絶対にありえない」とか、「死んでも……しない」という感じになるかもしれない。
○Practical Example
"Linda, you going out with Tadashi?"
"No way! Are you kidding? He's a creep. I wouldn't be caught dead with Tadashi."
「リンダ、あなた、正とデートするの?」
「そんなことあるわけないじゃん! 絶対ないわ。 あの人、気味が悪いよ。正と出かけるなんて、死んでもいや」
“Are you kidding?”は2006/04/26のGetUpEnglishで取り上げたYOU GOT TO BE KIDDINGを参考にしてください。 そしてcreepは面白い単語です。明日のGetUpEnglishは、このcreepを取り上げます。
●Extra Point
アメリカでは最近、"No way, Jose."という言い方がよく使われるようになった。Jose(ホウセイ)はway(ウェイ)と末尾が韻を踏んでいるので、これによって音の感じが楽しくなる。もちろん、Joseはこのように韻を踏むからそこに置かれているだけだ。"No way, Jose."は、"No way."と意味はまったく同じ。
◎Extra Example
"Linda, you going out with Tadashi?"
"No way, Jose! Are you kidding? He's a creep. I wouldn't be caught dead with Tadashi."
「リンダ、あなた、正とデートするの?」
「そんなことあるわけないじゃん! 絶対ないわ。あの人、気味が悪いよ。正とデートするなんて、死んでもいや」
Dear Scottさん、
GetUpEnglishにコメントをありがとうございます。興味深い問題をご指摘いただき、誠にありがとうございます。
まず、accent(なまり)とdialect(方言)を区別しなければならないと思います。
確かに、ロンドンのアナウンサーが、例えば未成年の飲酒運転を報道する際に、「"the tyke had a wee dram before gettin' behind the wheel."(スコットランドの英語で、「未成年者がハンドルを握る前に、少し酒を飲んだ」)などとはまさか言わないと思います。ご指摘の通り、世界中のどのことば(方言)にも、ほかの地域のことばにはあまり使われない単語が用いられています。ですので、今紹介したような言い方でニュースを報道してしまえば、ふざけて言うのでもない限り、ちょっとおかしな話し方に聞こえてしまいますね。
しかし、BBCのテレビニュースなどを観ていると、話し方になまりのあるアナウンサーがニュースを報道していたりします。Orla Guerinなどはそうだと思います。 http://news.bbc.co.uk/newswatch/ifs/hi/newsid_3230000/newsid_3234100/3234164.stm
NHKでは、まずこのようなことはありえません。日本語の標準語は、「なまりのない日本語」であり、アナウンサーたちは地方のなまりを一切排除した話し方をします。この意味では、例えばBBCなどでは、報道されるニュースと、実際に読み上げられるニュースは、まったく別物です。その結果、BBCでは、イギリス国内のいろいろななまりをたくさん耳にすることができます。
「ですから、NHKもいろんな地方のなまりを交えてニュースを報道することはできますが、一つの共通のことばを使わないと、視聴者は理解できないと思います」とスコットさんは書かれています。しかし、現実にはNHKが地方のなまりを交えてニュース報道をすることはありません。NHKでは、なまりのない日本語だけでニュースが報道されていますから。 そのNHKついてですが、スコットさんがご指摘されていることの答えになるようなことを、ぼくは『ジャパン・タイムズ』に書きました。以下をご覧いただけますと、ぼくの考え方をはっきりわかっていただけるかと思います。 http://www17.ocn.ne.jp/~h-uesugi/openinguptodifference.htm
「NHKは何の改革も進めていないように思える。ニュース番組では、いまも明らかに標準語が全面的に押し出されていて、地方のなまりは一切排除される」とその記事にぼくは書きました。
ぼくがこの記事で言いたかったのは、ニュース報道においては、地方のなまりはできるかぎり排除される、ということです。2006/06/12のGetUpEnglisのACCENTでは方言について論じましたが、ぼくが問題にしたのは音声上の「なまり」(accent)であって、「××弁」のような地方の「方言」(dialect)やことばについてではありません。(スコットさんがお書きになったように、当然イギリスでも日本でも、ニュース報道で「方言」が使われることはありません。それはありえません。しかし、イギリスのニュースでは「なまり」を使って報道されることはあるものの、日本ではそれもありません。その違いがあると思います。)
明らかになまりと方言は関連性がありますし、だから混乱も生じます。ひょっとすると、2006/06/12のACCENTの記事では、その違いを明確にできなかったかもしれません。
とにかく、すてきなコメントをありがとうございます。今後もGetUpEnglishを読んでいただけますことを願っておりますし、またコメントも頂戴できますように。
ぼくの妻のリバープールのおばさんがいつも言っていた挨拶でお別れします。
Taraa!(サイナラ!)
ロジャー
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AZさん、
GetUpEnglishにコメントをありがとうございます。
"Check it out!"はよく歌の歌詞に使われます――そして会話でも使われます――が、基本的はぼくがGetUpEnglishの2006/06/14に書いた言い方と同じです。ラッパーやパフォマーたちが"Check it out!"と言うときは、日本語の「やってみな!」に近い意味で使っていると思います。これを英語のほかの表現で言えば、"Look into it!", "Do it!"あたりになるでしょうか。でも、この"Check it out."はなかなかカッコいい言い方ですよ。
例を挙げますね。
"The gig tonight is awesome. Check it out."
「今夜のライヴはすげえよ。観に行きなよ」
そしてGetUpEnglishもどうかお忘れなく! 毎日見てね!(Check it out!)
Yo, (いや、どうも)
ロジャー