■本日宵山
気象庁火山部によれば2325時、京都府沖の北緯36.8°。東経135.2°においてマグニチュード6.6の深発性地震が発生、北海道などで震度4を確認したという。震度六強を記録した1013時の新潟中越沖地震とは別の地震のようである。
本日は、祇園祭宵山であるが、その前に、先週の九州南部豪雨、先週末の台風四号災害、そして今日の新潟中越沖地震と、災害に見舞われた列島である。この場を借りて被災者の方々に心からのお見舞いを申し上げたい。
宵山は、山鉾巡行の前日に行われる祭事で、提灯が灯され、山鉾からは祇園囃子が奏でられる。そもそも、宵山は山鉾巡行の前日だけであったのが、近年では観光客の増加に対応し、分散させる目的で宵宵宵山、宵宵山、宵山と三日間を開催日としている。
宵山での交通規制は京都府警と自治体の協同で例年通り行われ、開始から十五分後、1815時の時点で京都府警の統計では九万人の観光客が観覧に訪れていたとのことである。台風四号の被害の危惧は杞憂に終わり、台風一過の祭事を浴衣姿の観光客が賑わせた。
京都新聞(※)の報道によれば、最終的に観覧者の数は35万人(京都府警発表)に達したとのことであり、並ぶ山鉾とともに京都の夏を楽しんでいた。直前の降雨により気温も下がり、四年ぶりに真夏日でない宵山を迎えたとのことだが、行ってみると観覧者の熱気が凄かったように思う。
明日の山鉾巡行は、0900時から開始され、四条烏丸に山鉾が集合、四条通を四条河原町へ向かい展開、河原町通を市役所へ、そして河原町御池から新町通へ至る。クライマックスと評される山鉾巡行であるが、その後も31日まで、祇園祭は続く。
HARUNA
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)